2017年の仮想通貨投資のしくじり事例

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今年の仮想通貨界隈は、イベントが目白押しで刺激が強い1年でしたね!価格の乱高下で肝を冷やす局面も多々有りましたが、毎日がお祭り気分で、楽しい1年でした。一方で、「あの時、ああしておけば良かった(もしくはしなければ良かった)」という、投資上の失敗経験が沢山あります。

そこで今年1年を振り返り、個人的に経験して来た「仮想通貨しくじり」を皆様と共有して、来年の糧にしたいと思います。

しくじり1:もっと早く、多額を仮想通貨に投資すればよかった

これは皆さんも同じ気持ちではないでしょうか?基軸通貨であるビットコインは、年初に比べて約20倍、仮想通貨の市場全体は約16倍に達しています。

仮想通貨市場
参考:https://coinmarketcap.com/charts/

私は2016年1月に初めてビットコインを購入したのですが、この時は10万円程度の投資額に留めていました。その後徐々に投資額を増やしたものの、大幅に増やさないまま2017年に入り、G.W前後に市場が一気に盛り上がりました。しかしG.Wの前はBTUのハードフォーク騒動*で疑心暗鬼になり、追加投資をためらい、しばらく様子を見ていたのです。

4月に入ってから、それまでに保持していた株を取り崩すなどして少しずつ資金を投入し、なんとかG.Wの波には乗れましたが、今思うと「逃してしまった」感がとても強いです。大儲けできた方は、私よりもずっと早くに多くのリスクを取って、かなりのリターンを得ていました。
仮想通貨通貨の未来を信じ、勉強し、もっとリスクを取るべきでした。

*BTUのハードフォーク騒動 : 3月にビットコインとBitcoin Unlimitedに分裂する懸念が高まり、取引所18社がBitcoin Unlimitedコインを「BTU」として取り扱う旨を共同で宣言するなど、一次混乱を来した騒動。

しくじり2:アルトコインをビットコインに利確する判断が遅かった

G.W.を過ぎ、主要アルトコインであるETH(イーサリアム)、NEM(ネム)、XRP(リップル)の価格が、6月上旬までにBTC建てでピークを迎えます。
まさかこの時がピークになるとは予想も出来ず、ポートフォリオをしばらく放置。後になって、賢い方々は「これはビットコインの枚数を増やすゲーム」だと割り切り、高騰時に高値でビットコインに転換し、後日値下がりしたアルトコインを買い戻す、という手法で総資産を増やしていた事が分かりました。惚れた通貨を手放すのは心情的に辛いものですが、漫然とアルトコインを買うのではなく、入り口と出口の価格を決め、冷徹にトレードを行うべきでした。

しくじり3:早く積立を実施すれば良かった

Zaif(ザイフ)の「コイン積立」を今年の3月から開始し、その時に積み立てたビットコインは6倍以上に達しました。コイン積立は「ドルコスト平均法」であり、コインの価格が安い時に多く仕入れ、逆に高い場合は少なく買う手法です。市場が右肩上がりの時は、市場に連動した安定的なリターンが得られます。仮想通貨は価格の変動が激しく、購入するタイミングが難しいですが、「ドルコスト平均法」であれば、リスクの低減が期待できます。手動でも簡単に積み立てることは出来ますが(例えば、毎週月曜日12時に定額のビットコインを機械的に購入する)、私は面倒で続ける事が出来ませんでした。Zaifのコイン積立は多少の手数料が発生しますが、あれこれ悩まずに自動で購入出来ますので、大変楽です。銀行の定期預金代わりに、もっと早くから活用しておけば良かったと考えています。

しくじり4:利確タイミングが早かった

利確のタイミングはとても難しいですよね。例えばZcash。
9月下旬、韓国の取引所に上場した影響で、数日をかけて2倍程度まで高騰しました。Zcash(ジーキャッシュ)は少し持っていたので、この時は興奮しました。しかしピークまでに上がり切る前の段階で、全量利確してしまい、その後のピークをみすみす逃しました。

コインチェックZcashレート
参考:Coincheck(コインチェック) Zcashレート2017年9~10月付近 日足

高騰の材料がある場合は、ピークまでに上がり切るまでに、いったん「謎の高騰」があるケースが多いように感じます。経験的には前日比で20%-30%程度の高騰を示します。11月に最高値を付けたビットコインキャッシュの高騰時もそうでした。関係者や事情通が、どうも買い始めるようなのです。これが本当であれば、ズルいですよね。インサイダー案件です。しかし仮想通貨の世界ではインサイダーを取り締まる法律が今のところありませんので、この無情なルールの中で、ゲームを勝ち抜かなくてはいけません。目当ての通貨が高騰を始めたら、焦らず、一度に利確するのは避け、できるだけピークを狙って指値を入れて置くのが良さそうです。

しくじり5:ICOでは、銘柄を吟味するべきだった

今年はICOにも参加しました。Mobile goです。なんとなく盛り上がっていましたし、勉強がてら少額を買ってみました。しかし現時点で価格は低迷しており、塩漬けの状態です。私が不勉強なだけかもしれませんが、残念なことにプロジェクトが目覚ましい進展を見せている気配はありません。そもそも公式サイトなどの情報源は英語なので、情報を取りに行くのが億劫です。トークンを売るためには海外取引所への口座開設が必要なため、面倒でHODLしています。上場直後は高値を付けていましたから、その際に元本分だけでも売るべきでした。これは投資として失敗だったと反省しています。

日本発のSNSであるALISのICOにも参加しました。こちらは価格の調子が良いです(日本円建てで、一時6倍程度まで上昇)。ICO自体やプロダクト開発の過程はインターネット上で日本語で広く公開されており、内容の理解がしやすかったです。トップの方々はリアル/ネット問わずに積極的に発言しており、透明性に好感が持てます。このような態度が投資家に伝わり、買われているのではないでしょうか。仮想通貨市場には大量のジャパンマネーが流入しているとも言われているため、今後は日本語で透明性のある情報提供を行うICOが、有望視されるかもしれませんね。

ただしICO全体の話としては、来年各国で規制が強くなると思いますし、プロジェクトに対する訴訟も増えると思いますので、基本的には参加しない予定です。

しくじり6:FXでは参入タイミングを選ぶべきだった

資金の一部をハイリスクなビットコインFXにも振り向け、資産増加ゲームに挑戦中です。当初は勝っていたのですが、11月のビットコインキャッシュハードフォーク直前で相場が大荒れとなった際、ハイテンションになってしまい、なぜかショート(空売り)で参戦。あっという間に、それまでに築いた含み益を溶かし、含み損に転落しました。今思うと明らかに地合いが悪く、FX初心者では勝てない相場。

FXが上手な方々はエントリータイミングを良く吟味し、勝率が高そうな時のみにエントリーしているようです。そもそも、「大荒れ相場で一儲けできるかも」という邪な気持ちが招いた失敗です。このような欲深い行動は慎まなければいけないと思った、イターい経験でした。ちなみに、多少回復したものの、未だにFXでは含み損を抱えています(笑)

以上、今年1年を振り返り、6つのしくじり体験をまとめました。12月からは米CMEがビットコイン先物を上場する予定です。デリバティブ市場の資金流入により、さらに仮想通貨市場が拡大するのか、それとも何かをきっかけにバブルが大崩壊して、ビットコインが切り開いた社会実験が頓挫してしまうのか。いずれにしろ、先の事はまったく読めませんが、刺激ある仮想通貨ライフを楽しみながら生き残っていきたいですね!

今回のしくじり体験が、皆さまのお役に立てると嬉しいです。