今週、マネックスグループがCoinCheck(コインチェック)を買収するという報道のリーク記事が出回り、市場に安心感が広がったためか、各コイン大幅高になる局面がありました。
しかし、金融庁より複数の仮想通貨取引所を一斉に行政処分するという報道があり、反落しております。また財務省からも海外への仮想通貨の送金の規制が報道されており、さらに上値が重い展開となっております。
送金規制はごもっともな意見ではありますが、今後、仮想通貨の送金規制でもライセンス製を導入にするなど、規律に遵守した良い枠組みに期待したいところです。
送金額が大きくなる場合は毎回申請が必要になるのかもしれません。
この問題は規制とユーザー側のイタチごっこは続くのではないでしょうか。
ビットコイン(BTC)円チャート分析
ビットコイン(BTC)円のFXチャートです。
日足は高値と下値を切り下げている典型的な下落トレンドです。
CoinCheck(コインチェック)買収報道でやや大きめに上昇した日の陽線を全否定してきておりますので、かなり地合いが悪いと言えます。
このタイミングで買いに向かった投資家も全て含み損をかかえはじめているため、上がったところは売られやすく、向こう3~4日は良くて横ばい、または下値を切り下げる展開ではないでしょうか。
ポジティブニュースがない限り、上値を追うのは厳しそうです。
下落のリズムは−2σを沿うように落ちていきそうです。日足レベルでダブルボトムやリバース・ヘッド&ショルダーを形成するまで再投資は控えたほうが良さそうです。
NEM(XEM)は20円台割れなるか?
続いてNEM(XEM)円のチャート分析です。
CoinCheck(コインチェック)騒動で最も被害を被っているNEM(XEM)ですが、他のアルトコインと比較しても下落トレンドが明確に現れているのはこのコインでしょう。
こちらも2日前の陽線を全否定してきておりますので、再度20円割れを目指す展開でしょうか?
逆にポジティブな見方をしますと、MACDが長らくダイバージェンスを発生させており、どこかのタイミングで大陽線が出現すれば、大きく相場が反転しやすい地合いではあります。
2ヶ月間もMACDのダイバージェンスが発生しているため、好材料にて反発したタイミングでは強烈に上昇が期待できそうです。売られすぎの形状であることは間違いありませんので、打診売買程度で買いポジションをつくっておくと面白いかもしれません。
新規で入る場合は、リスクリワード的に非常に良いと考えております。
また、この記事を執筆中に再び日経新聞より、マネックスグループによるCoinCheck(コインチェック)買収が確定的の報道が流れました。
内容によれば明日、6日に正式発表の運びとなるようです。おそらく株式市場が終えてからの発表になると考えられますので15時以降でしょうか?
今はポジティブ材料に飢えている市場ですので、なんとか起爆剤として期待したいところです。
現在のビットコイン(BTC)相場・価格・チャート
現在のネム(NEM・XEM)相場・価格・チャート