ユニセフオーストラリアが仮想通貨マイニングによる寄付・支援プログラムの開始を発表

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ユニセフオーストラリアは仮想通貨のマイニングによる資金調達プログラムの開始を発表

国際連合児童基金(ユニセフ)オーストラリアは、人道支援に充てる資金(寄付金)調達を加速させるため、仮想通貨のマイニングプログラム「The Hopepage」の開始を決定した。このプログラムは、ウェブページの訪問者のコンピューティング・パワーを利用しマイニングを行う。ユニセフはユネスコの一部ではあるが、資金については外部による慈善募金でまかなわれている。

チャリティーのための仮想通貨マイニング

ユニセフオーストラリアにより、まず世界規模での救済プログラムに充てる資金(寄付金)調達を目的とした「The Hopepage」という名のプロジェクトが発足。そして、同じ名称のウェブサイトを開設。このプロジェクトはサイト訪問者のCPUの一部を使用してマイニングできるプラットフォームを採用。そこで得たマイニング収益を法定通貨へと交換し、飲料水や食べ物、ワクチンの購入になどに充て、子どもたちを救うために使われる。

現在、このプログラムはミャンマーでの迫害から逃れるために、バングラディッシュへと避難しているロヒンギャ族の難民支援に使用されている。

ユニセフオーストリアのリーダーは、このプロジェクトについて次のように述べている。

「我々は新しい技術を活用し、現状の人道支援に対する意識を高めることで、紛争などに巻き込まれた子供たちを支援する資金を調達したいと考えていました。この“The Hopepage”はページを開くだけで、私たちに支援を行えるだけの力を与えてくれます。」

このプロジェクトにはすでに3,559人以上が参加しており、参加者(ウェブサイト訪問者)は、仮想通貨「Monero(モネロ)」をマイニングして寄付することができます。このプラットフォームはAuthedMine.comから提供され、オンライン上でMonero(モネロ)をマイニングできるスクリプトはCoinhiveによって作成された。

非搾取的なオンラインマイニング

Coinhiveのマイニングスクリプトはネット上であまりいい評価を受けていない。このスクリプトはcryptojacking attacks(クリプトジャッキング攻撃)に使用されたと度々報告を受けている。

上記の攻撃はユーザーの許可なく、ユーザーのコンピューターを使い仮想通貨をマイニングすることだ。最近では、この手の攻撃は仮想通貨のランサムウェア攻撃よりも広く拡散されているのが現状だ。

ユニセフオーストラリアはウェブサイト訪問者の安全を確約している。サイトでの声明には、ユーザーはマイニングに自身のCPUを使うかどうか選択できると明記されており、またCPUの使用提供についても20%~80%と選択することができる。サイトに長くとどまることによって、より多くMoneroのマイニングに貢献することになるという。

(翻訳者:RAVA)

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参考:Bitcoinist