2018年5月10日に「暗号通貨・ブロックチェーンの領域に特化したスタジオ型コワーキングスペース」のHashHub(ハッシュハブ)設立が発表された。
オープンは2018年の夏頃を予定している。設立メンバーは、東晃慈氏(代表取締役)、平野淳也氏、ビール依子氏の3名で日本の暗号通貨・ブロックチェーン業界の中枢を担う人物たちだ。その他のパートナーメンバーとして、エンジェル投資家である有安伸宏氏、技術者・データサイエンティストである宮本ジョー氏、ビットコイン開発者のNICOLAS DORIER(ニコラ・ドリエ)氏の3名が参加している。税務面のアドバイスは、会計税務・法務・資産活用のプロフェッショナル集団である「Aerialパートナーズ」になる予定だ。
ビジョンとして掲げていることは、”HashHubはブロックチェーン業界の「次のステージ」にコミットし、日本から良質なプロジェクト、技術が生まれる環境を整え、日本と海外、他業界をつなぐハブになります。”とのこと。ビジョンの実現のためにHashHubが行うこととしては、「コワーキングスペース運営」「自社スタジオでの開発」「オープンソース開発支援」の3つとなる。
コワーキングスペース運営
場所は、東京大学近くの本郷に設立予定で入居者を募集する。フリーランス(個人)やチームに場所を提供していく。企業・法人向けのプランも現在検討中との記載がある。フリーランスであれば、月額3,5000円で場所を借りることが出来る。暗号通貨・ブロックチェーンに関して高い知識を持つ人と同じ場所で、仕事をすることが可能だ。60坪で50席あり、会議室は2つ、個室オフィス、さらにイベント開催スペースも完備する予定とのこと。※費用は変更される可能性あり。
自社スタジオでの開発
個人でアドバイスをもらいながら開発をすることも出来るが、スタジオ内でプロジェクトチームを作りサービスローンチを目指すことが出来る可能性もある。身近に知識が高く、経験豊富なメンバーが揃うことから素早く事業の立ち上げを行うことも出来るだろう。
オープンソース開発支援
オープンソース開発者の支援を行い、国内のブロックチェーンプロトコル開発の底上げを図ると同時に、その知見や技術のビジネスレイヤーへの昇華を目指す。費用面では、売り上げの一部を開発支援、勉強会などにあてたりすることもある。
HushHubに参加するメリットは?
・ビジネス、法務、税務面に対してのアドバイス
・入居者限定での業界に関する学習、ビジネスマッチング
・HushHub内での新規事業立ち上げに参加する機会が得られる
・他業界・業種などに対するリーチ獲得
日本国内のブロックチェーンサービスの質を向上させ、数多くのプロジェクトがここから生まれる可能性に大きな期待を寄せることが出来そうだ。