「ブロックチェーンは一攫千金の道具ではない」と語ったアリババ創設者ジャック・マー氏の真意とは

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「ブロックチェーンは一攫千金の道具ではない」と語ったアリババ創設者ジャック・マー氏の真意とは

6月末、コインチョイスでも以前伝えていたが、世界初のブロックチェーン技術を搭載した、海外送金できる電子マネーが香港で登場した。それは、中国アリババグループのAlipayHK(アリペイ香港)である。AlipayHKのユーザーは携帯を通じてフィリピンのアカウントに送金できることになる。ブロックチェーン技術のおかげで、このサービスは24時間利用でき、海外送金が本国送金のように振り込みと入金が同時に行うことができる。

ブロックチェーン技術応用の新しいブレイクスルー

中国アリババグループのCEOジャック・マー氏は記者会見の間に、上述したブロックチェーン技術サービスにおいて、フィリピンへの海外送金が僅か3秒で完了したことを検証した。ブロックチェーン技術がなければ、このような送金取引は恐らく数十分、あるいは数日がかかるだろう。

専門家によると、一般的な海外送金は複数の銀行関係者が関わる必要があり、時間とコストのかかる作業である。なぜなら貨幣は短期間に劇的な変動する可能性があるからである。

しかし、ブロックチェーン技術のおかげで、取引データを同時に共有することができ、より簡単に、また時間を節約することができる。他にもブロックチェーン技術は改ざんが不可能という特徴があるため、海外送金の透明性と安全性が保障される。このように、香港とフィリピンの監査機関は個人の海外送金に対し、即時の情報収集と全面的な監査を行うことができるのだ。

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アント・フィナンシャルでは決してやらないこと

ジャック・マーCEOによると、アリババグループの金融関連会社「アント・フィナンシャル」はビットコイン(BTC)を1つも保有していないため、一攫千金は不可能だ。なぜなら、ビットコイン(BTC)はバブルかもしれないが、ブロックチェーンは決してバブルではないからである。今後、アリババはブロックチェーンの技術を活用して、社会問題の解決策と産業発展の戦略を構築しようと考えている。

さらに、「アント・フィナンシャル」のCEO井賢棟氏によると、社会価値のある現実問題を解決するためには、大規模な実際応用技術の障害を取り除かなければならない。このため、パートナーと提携して、開放的なブロックチェーン環境を築く必要がある。これに対し、「アント・フィナンシャル」が決してやらないことは以下の通りである。

第一に、”エアコイン”を提供しないこと。第二に、違法な技術を提供しないこと。第三に、ユーザーのプライバシーと安全を堅く守ること。

アント・フィナンシャルは以前にもブロックチェーン事業等に関連した140億ドルの資金調達に成功するなど、ブロックチェーンに積極的な姿勢を見せている。今後の動向も注目される企業である。

関連:アリババ傘下のアント・フィナンシャル、ブロックチェーン事業等に関連する140億ドルの資金調達に成功

参考:Baijiahao