ブロックプロデューサーに聞く、EOS(イオス)事情【HashHubイベントQ&Aセッション】

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ブロックプロデューサーに聞く、EOS(イオス)事情【HashHubイベントQ&Aセッション】

最近話題になっているEOS(イオス)。先日、東京都本郷にあるHashHubで開催の「EOSウィークエンドイベント」にて行われたQ&AセッションでのEOS(イオス)のブロックプロデューサー(BP)であるJADAのJacky氏とEOSLaoMaoのZhao Yu氏の回答をまとめました。

EOS(イオス)の基礎知識については、前回記事の『次に来るブロックチェーンと期待されるEOS(イオス)の概要』をご覧ください。

EOS(イオス)ブロックプロデューサー(BP)の活動とは?

-Q1:EOSの読み方は?
A:イオスです。

-Q2:ブロックプロデューサー(BP)は普段なにをしているのでしょうか?

A:サーバーのメンテナンスを行っています。また、EOS(イオス)のプロモーションなどにも力を入れています。

-Q3:投票を得るためにやっていることは?

A:票を獲得するには技術とプロモーションの両面で活動しないといけません。コミュニティに参加することも大事ですね。いろんなミートアップに参加したりしています。JADAの場合は日本で唯一の現地ブロックプロデューサー(BP)として、日本のマーケットでEOS(イオス)のコミュニティに貢献しています。

EOS(イオス)のメリット、課題点とは?

-Q4:イーサリアム(ETH)やその他のプラットフォームに対するEOS(イオス)の優位性は?

A:パフォーマンスの高さがやはりポイント。また、送金の際に手数料を払わなくてよいことや、始めやすさも優位性だと思います。

-Q5:おもしろいと思うEOS(イオス)のDapps(分散型アプリケーション)は?

A:ピクセルマスターといって、画面のピクセルごとに課金して、みんなのお絵かき帳的なウェブサイトに好きな絵を描くことができるサービスです。このゲームを作った開発者いわく「ユーザーのクリエイティブさを最大化させたい」と考えており、美術館にも連絡をとって、この取り組みによってできた絵を展示してもらえないかお願いなどもしているようです。

-Q6:EOS(イオス)が直面する問題は?

A:ガバナンスですね。EOS(イオス)ではトップ21のブロックプロデューサー(BP)がブラックリストなどを作ったりすることもできます。「ECAF(EOS Core Arbitration Forum)」という問題が起きた時に仲裁をする機関もあるのですが、この役割と権限についても議論が行われているところです。なので、ガバナンスについてはまだ発展中の状態だと思います。

また、サイドチェーンのトピックもあります。最近はCPUの価格も上昇しており、サイドチェーンによるソリューションやセカンドレイヤーを使った方法なども検討されています。

-Q7:EOS(イオス)のアカウント作成コストについて

A:確かにこれは問題です。ですが、コミュニティの中ではこのコストを下げる取り組みがあり、無料でアカウントが作れるウォレットも存在します。

Block.one(ブロックワン)との関係性はどんなもの?

-Q8:ブロックプロデューサー(BP)とBlock.one(ブロックワン)の関係性は?

A:Block.oneは「EOSIO」というソフトウエアを開発するための組織ですね。 EOS(イオス)はメインネットローンチから半年ほどしか経過していないので、まだシステムのアップグレードやパラメータの調整などはBlock.oneに頼っている状態です、なので開発者たちとは特に関係性を保っています。

-Q9:裏でBP同士が投票を買ったりなどのやり取りが行われているとの噂に対してどう思いますか?

A:その件についてははっきりした証拠はありません。ですが、もちろんブロックプロデューサー(BP)コミュニティはそれについて心配しており、証拠があれば悪いBPを除外する提案を出そうかと考えています。

また、投票プールというものもあり、ここから投票を買おうとするBPも存在します。投票権を持っている人に言いたいのは、他人に投票をゆだねないようにするしてほしいということ。そして、もし何かおかしいと思うことがあったら、しっかりその意見を発信してほしいです。

-Q10:ブロックプロデューサー(BP)はトランザクションを止めることができますが、これは何を基準に判断していますか?

A:ECAFによりブラックリストが作成されているので、ブラックリストにあるアカウントはこの対象になります。現在このブラックリストに載っているのは63アカウントで、盗まれた鍵を利用した履歴があるものがこのリストに含まれています。

-Q11:ICOでは相当な金額を集めましたが、お金は何に使うのでしょうか?
A:世界中でハッカソンなどを行ってプロモーションを行っており、これが目立ったお金の用途です。また、SEC(米国証券取引委員会)への対応にもコストがかかっているようです。

EOS(イオス) 今後の展望とは?

-Q12:これからのEOS(イオス)の開発の展望は?

A:EVM(Ethereum Virtual Machine)は6ヶ月でできると思います、サードパーティソリューションにも期待しています。一般浸透を目指すにあたって、これからDappsも増えると思われるため、開発者向けにCPUやRAMを無料で提供することなども考えられています。まずは開発者を呼び込み、Dappsをたくさん開発してもらい、EOSを浸透させたいと思っています。

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