「変革」か「回帰」か?3分で読めるビットコインキャッシュ(BCH)ハードフォークまとめ

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「変革」か「回帰」か?3分で読めるビットコインキャッシュ(BCH)ハードフォークまとめ

今月、クリプト界隈で最もホットな話題と言えば、11月15日に行われる予定の「ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク」だろう。この記事では、来たる日に備えて現在の状況を簡単に俯瞰する。

ビットコインキャッシュ(BCH)内における2派閥の対立

現在、ビットコインキャッシュ(BCH)には大きなブランチ(枝)が二つある。一つは、Bitcoin ABCのものである。これは、昨年8月1日のビットコイン(BTC)誕生に大きな役割を果たしたクライアントだ。特徴として、従来のビットコインの考えに囚われない新しい機能を次々と実装していく方針で、次のアップデートでも機能を拡張させていこうとしている。

これに大きく反対したのが、Nchain社のCraig Wright(クレイグ・ライト)氏だ。同氏はABCのアップデート内容が、Satoshi Nakamoto(サトシ ナカモト)の理念から外れるとして、独自のBitcoin SV(Satoshi Vision)と呼ばれるアップデートを実施しようとしている。SVを支持するマイニングプールとしては、SV pool、Coingeek、BMG poolなどの大手であり、過去7日間のシェア率を合計すると37.4%にも上る(下図参照)。

わかりやすくいえば、この対立は「変革(ABC) VS 回帰(SV)」の争いといえるだろう。

(出典:CoinDance)

ハードフォークをサポートする取引所の動向

これまでのところ、数多くの取引所がビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークに対応すると表明している。コインベース(Coinbase)は両バージョンをサポートする予定だ(2つ目のチェーンが実行可能と証明された場合のみ)。つまり、ビットコインキャッシュ保有者は「ビットコインSV」が付与される可能性がある。

OKEx(オーケーイーエックス)、Binance(バイナンス)、Huobi(フォビ)なども同様の対応をするようである。国内でもいくつかの取引所はサポートを表明している。ただし、各取引所の対応はそれぞれ細かく異なっており、また変更される可能性もあるため、必要であれば各自で公式情報をチェックすることをお勧めする。

コミュニティーの分割はセキュリティを低下させるのでは?

ビットコインキャッシュ(BCH)は、ハードフォークを随時行うことでアップデートをしていく方針をとっているので、ハードフォークすること自体に問題はない。ただ今回のように、アップデートの内容に対立が生まれると、コミュニティが分裂する。

しかし、コミュニティーがハードフォークの度に分割されていては、ネットワークの規模が縮小されていき、攻撃に対する耐性が低下していくのではないかと懸念する。いずれにしても、このハードフォークは重要な意味を持つ出来事となるだろう。経過を観察しよう。

(文・師田賢人

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参考:NullTX


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