仮想通貨はなぜ規制が必要なのか?知っておくべき3つの理由

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仮想通貨が規制されるべき3つの理由

時間の経過とともに、世界全体の通貨制度は進化している。何千年も前の物々交換システムが昨今の支払い制度に変化を遂げた時、何が始まったのだろうか。

現在では硬貨と紙幣が受け入れられた支払い形態が主流となっている。また、最近ではクレジットカードやデビットカード、ICカードなどの仮想通貨を含む電子決済の台頭も見られる。

仮想通貨に関しては人気と使用状況が共に上昇しているが、それと付随し課題も増えてきているのが現状だ。課題をクリアするためには仮想通貨の規制を導入することが必要とされており様々な国で議題に上がっている。

では、なぜ仮想通貨を規制する必要があるのだろうか?

仮想通貨の価値(価格)の安定

仮想通貨の価値を安定させるためには、仮想通貨の変動性を規制する必要がある。例えば、過去数ヵ月の間で仮想通貨の価値は大きく変動し、狂気とも言える値上がりの後、急激な値下がりが起こり、多くの人がそのリスクを目の当たりにしている。もちろん、大きな値上がりによって一部の投資家やユーザーを喜ばせたかもしれないが、それと同時に不安に駆られた人も存在することを忘れてはならない。

価格が高騰したタイミングで、仮想通貨を購入・取引した場合、後の急激な価値の下落によって大きな損失が生まれる可能性が多分にある。そのため、仮想通貨の価値の変動性を調整することで、価値を安定させることが出来るのではないだろうか。

仮想通貨ユーザーの不安解消

次の理由としては、仮想通貨そのものに対する不安の払拭にある。暗号化トランザクションにおいての情報処理技術であるブロックチェーンは、自己規制という意味では既に一定で実施されているといえる。その取引において銀行は必要なく、技術的に盗難も困難だ。しかし、そのような状況にあっても仮想通貨の盗難は世界各地で起こっており、仮想通貨の普及・使用をためらわせていると言える。

そのため、更なる規制によって仮想通貨の価値を安定させる事で、先述した不安の解消にも繋がる。しかし、仮想通貨に対する恐怖心は、理解不足から来ていることも否めない。仮想通貨の規制を行い、理解を広めたうえであれば、不安はより減少すると見られる。

仮想通貨の税務問題の緩和

現在、米国のIRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)は、仮想通貨を法定通貨のように通貨として扱うことはない。資産の一部として分類されているのが現状だ。また、仮想通貨を投資として扱った場合には、差益と損失は報告の必要があり、報告しなかった場合には重い罰が下される。しかし、税についても同様に懸念事項があり、これが仮想通貨を規制すべき理由の1つとなっている。

例えば、ある会社では、仮想通貨が法定通貨のように金銭として分類されていないことから、税金の回避方法として使用されている。もちろん、IRSは悪意のある租税回避を厳重に取り締まる努力を行っており、処罰は軽いものではない。しかし、残念ながら全ての租税回避を取り締まれていないのが現状だ。

更なる懸念は、現金と同じような投資方法で仮想通貨を使用しようとする個人の税金の問題だ。現金の代わりに気軽に仮想通貨を使用する個々人全てを追跡する事は、まず不可能に近い。

もちろん、仮想通貨に対する取引の収支は、IRSに報告の義務がある。利益・損失のどちらであっても報告の必要のない取引は存在しない。例え、大量の取引履歴があったとしても1つ1つ報告する必要がある。収支としてマイナスであれば、報告の必要がない場合もある。しかし、仮想通貨に対して納税の義務があるという認識そのものが薄いのだ。

仮想通貨には、まだ解決されるべき問題が多い。仮想通貨はすでに広く使用されている状況ではあるが、規制を行うべき理由は多分にある。仮想通貨の規制を行うべきかどうか、是非を問う必要が今問われている。

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参考:Business2Community