仮想通貨の時価総額100位以内で“Working Product”を持つプロジェクト36種を公開!

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時価総額100位以内で“Working Product”を持つ仮想通貨プロジェクト36個を公開!

五月雨まくらです。
今回はWorking Productのある時価総額100以内のプロジェクトを「すべて」ご紹介します!

ソースはInvest In Blockchainの調査です。

Working Produbtを持つ仮想通貨プロジェクトの数は?

みなさんは時価総額100の仮想通貨プロジェクトのうちどのくらいの数がWorking Productを持っていると思いますか?Invest In Blockchainによる答えはこちら。

36 out of the top 100 cryptocurrencies have working products.

(時価総額上位100の仮想通貨のうち36のプロジェクトだけが”Working Product”を持っている)

時価総額100の仮想通貨というのは、仮想通貨全体の中ではエリートたちだと思うんです。それでもその中の4割弱しかWorking Productを持たないという事実は驚きに値します。

そもそもWorking Productの定義とは?

Invest in Blockchainによる”Working Product”の定義を引用します。

A working product is active and available to the public. Its mainnet has likely been released for some time, bumping the version numbers well above 1.0. Businesses and individuals use it on a daily basis for dapps, smart contracts, or digital currency transactions.

(Working Productはアクティブであり、一般に公開されています。そしてメインネットがローンチしたから一定期間が経過しており、バージョン番号は1.0をはるかに上回る。企業や個人は、DApps、スマートコントラクト、デジタル通貨取引のために毎日それを使用します)

さらにこの調査では、メインネットがローンチされていたとしても、実際に利用されていない仮想通貨は除外されています。基準としてはやや厳し目であるといえるでしょう。

Working Productを持つTOP100仮想通貨リスト

Bitcoin(BTC)
Bitcoinは2009年にスタートした最初の仮想通貨です。現在、Bitcoinは世界中でP2P取引に利用されており業界をリードしています。Bitcoinがなければ、このリストも存在しなかったでしょう。
ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

Ethereum (ETH)
Ethereumはスマートコントラクトをブロックチェーンにもたらし、仮想通貨のエコシステムに革命を起こしました。イーサリアムはDAppsのためのプラットフォームとして機能しています。2015年7月にEthereumが公開されて以来、数多くの企業、個人、プロジェクトがEthereumを採用しています。
イーサリアム(ETH)の価格・相場・チャート

Ripple (XRP)
Rippleは、迅速かつ安価な法人向け国際取引に特化した仮想通貨です。RippleのWorking Productはすでに開発がされており、数々の銀行とパートナーシップを結んでいます。後は銀行がXRPを採用するかどうかに注目が集まります。
リップル(XRP)の価格・相場・チャート

Bitcoin Cash (BCH)
2017年8月1日、Bitcoin Cashはハードフォークにより誕生しました。特徴はビットコインのブロックサイズを拡大させスケーリング問題に対処する方針を採用していることです。これにより、取引手数料を低く抑え、取引速度も高速化することに成功しています。
ビットコインキャッシュ(BCH)の価格・相場・チャート

Stellar (XLM)
Stellarは2014年にRippleのプロトコルからフォークされ誕生しました。Rippleが法人向けのサービスであることに対してStellarは個人向けサービスである点が特徴です。IBMをはじめとするさまざまな企業ともパートナーシップを結んでおり、注目度の高い通貨の一つです。

Litecoin (LTC)
Litecoinは2011年にCharlie Leeによって生み出されました。特徴はブロック間隔が2.5分とビットコインの1/4であることです。Bitcoinが「デジタルゴールド」と呼ばれることに対してLitecoinは「デジタルシルバー」と呼ばれることもあり、非常に利用しやすい通貨として人気があります。
ライトコイン(LTC)の価格・相場・チャート

Tether (USDT)
Tetherは価格が米ドルと1対1の比率で固定されるように調整されるステーブルコインの一つです。ボラティリティが存在しないので、アルトコインを購入する時の基軸通貨として多く使われています。ただ本当にUSDTの発行量と米ドルの保有量が一致しているのか議論が起こっています。

Monero (XMR)
Moneroは2014年にBytecoinからフォークして誕生した通貨です。以来、市場でもっとも人気のある匿名通貨の一つとして知られています。Moneroはステルスアドレスやリング署名といった技術を利用してプライバシーを確保しています。開発コミュニティが活発なことでも有名です。

NEO (NEO)
NEOはスマートコントラクトプラットフォームとして2014年に設立されました。中国発のプロジェクトでイーサリアムと類似点が多いことから「中国版イーサリアム」とも呼ばれています。そのためプラットフォームにのるDAppsも中国の開発者によるものが多い傾向があります。

Binance Coin (BNB)
Binance Coinは仮想通貨取引所であるBinanceの取引手数料を割引するために使用できる仮想通貨です。Binance CoinはEthereumブロックチェーン上で動作するERC20トークンですが、Binanceの膨大な数のユーザが毎日利用する通貨のためWorking Productとみなしています。

Zcash (ZEC)
ZcashはMoneroと同じく人気の高い匿名通貨です。ゼロ知識証明を用いて取引のプライバシーを完全に保護します。Zcashはブロックチェーン上のトランザクションを遮蔽することで、誰であっても取引を覗き込めないようになっています。

Qtum (QTUM)
2017年9月にメインネットをリリースしたQtumはスマートコントラクトプラットフォームの一つで、価値移転とDAppsに重点を置いています。これはBitcoinとEthereumのハイブリッドのように機能します。いくつかのプロジェクトはすでにQtumネットワーク上に存在しています。

0x Protocol (ZRX)
0x Protocolは、Ethereumエコシステム全体でもっとも重要なWorking Productの一つを持っています。それはEthereumトークンのトラストレスな取引をサポートする無許可のオープンソースプロトコルです。プロトコル機能の拡張は日々行われており、活発なプロジェクトです。

Bytecoin (BCN)
2012年にスタートしたBytecoinは、活発なコミュニティとユーザベースを持つプライバシーを重視する仮想通貨です。Bytecoinブロックチェーンの取引は、瞬間的かつ追跡不能でブロックチェーン分析に耐性があります。開発は今でも継続的に行われており高く評価されています。

Decred (DCR)
2015年に設立されたDecredのWorking Productは、Bitcoinのガバナンス問題に対するソリューションです。特徴は、コミュニティベースのガバナンスモデルと分散化の根本的な倫理の遵守です。また処理速度も早くスケーラビリティにも対応した将来性の高い仮想通貨です。

BitShares (BTS)
BitsharesはDan Larimerによって2014年に開始されたDEX(分散型取引所)のプロジェクトです。Bitsharesは、スケーラブル問題を回避して、取引手数料を低く抑えることを目的に構築されました。

Steem (STEEM)
Steemはマイクロペイメントを通じてユーザの参加を促す分散型ソーシャルメディアプラットフォームであるSteemitを提供しています。ユーザは記事を投稿すると報酬としてトークンを受け取ることができます。ユーザはすでに数十万人にも及び、Steemit上で生計を立てるユーザがいるほど世の中に浸透しています。

Siacoin (SIA)
Siacoinは分散型クラウドストレージを提供しています。Amazon S3, Google Drive, iCloud, Dropboxなどの集中型ストレージに対して、より安全で安価です。Sia 1.0は2016年6月にローンチされかなり普及しています。Siacoinは分散型クラウドストレージ領域をリードする存在となっています。

Augur (REP)
Augurは2018年7月にメインネットがローンチされた分散型予測市場です。AugurではREPトークンを将来予測にベットすることができ「ソーシャルギャンブル」が行われています。メインネットがローンチして最初の数週間で、ベット金額総計は100万ドルを超えるなど非常に活発に利用されています。

Basic Attention Token (BAT)
Basic Attention Tokenは、Brave Browserを運用しており300万人以上のアクティブユーザを抱えています。これはブロックチェーン領域でもっとも広く使用されているWorking Productの一つです。今後の課題は、BATトークンをBrave Browseとうまく連携できるかどうかです。

Nano (XRB)
Nanoはスケーラブル問題を解決するために開発された仮想通貨です。Nanoの取引は一瞬で行われます。「一つのことをうまくやる」というモットーにあらわれているように、Nanoの目的は非常にシンプルで、それゆえに普及に力を入れることができている良い事例です。

Golem (GNT)
Golemは、コンピューティングリソースのAirbnbです。2018年4月にメインネットがローンチされました。Golemが提供するコンピューティングリソースは少額のトークンでレンタルすることができます。チームは、エンドユーザとのコミュニケーションに力を入れているようです。

Pundi X (NPXS)
Pundi Xは、時価総額ランキングがぐんぐん伸びている注目のプロジェクトです。Pundi Xの Working Productは、法定通貨・仮想通貨のモバイルトランザクションを迅速かつ容易にするPOS(point-of-sale)デバイスです。アジアの小売業者はすでに500台のPOSデバイスを利用しており、今後数ヶ月には数千台の販売が予定されています。

Waves (WAVES)
Wavesはプログラミングの知識を必要とすることなくトークンを発行できる初のプラットフォームでした。さらにWavesはDEXを持っています。2016年のリリース以来、さまざまな機能拡張や戦略的パートナーシップの構築に力を入れてきました。Waves Clientは、トークンの発行、保管、送信および交換を可能にする重要なWorking Productです。

KuCoin Shares (KCS)
Kucoin Sharesは、Kucoinで行われる取引の手数料を割引するトークンです。また長期契約者に配当を支払うというボーナスもあります。用途は限られていますが、膨大な数のユーザがこのトークンを利用しています。

Wanchain (WAN)
Wanchainは、デジタル経済をシームレスに接続するための新しい金融基盤を構築することを目的にしています。最近Wanchain 2.0がリリースされ、Etherクロスチェーンを転送することが可能になりました。ユースケースが非常に多く、将来が期待される仮想通貨です。

Komodo (KMD)
KomodoはZcashからフォークされたプロジェクトでzk-snark暗号を用いて取引参加者と送信金額を隠蔽します。Komodoはデジタル決済に対する匿名性機能のために有効な製品として認知されています。

Ardor (ARDR)
2018年1月にメインネットをローンチしたArdourは、スケーラブルなブロックチェーンプラットフォームで、企業は独自の子チェーンとトークンを簡単に作成することができます。PoS(Proof-of-Stake)を採用しており、エネルギー効率の良いプラットフォームです。

Huobi Token (HT)
Huobiは2013年に創設された仮想通貨取引所で現在250以上の取引ペアを提供しています。Huobi Tokenを利用すると最大50%のディスカウントをうけることができます。Huobi Proの収入の20%が、公開市場でHuobi Tokenを買い戻すために使用されます。

ZenCash (ZEN)
Zencashは2017年の上半期にローンチされた匿名通貨です。Zencashはノード暗号用のTLS(Transport Layer Security)統合の最初のブロックチェーンである点がユニークです。将来的には、より多くの取引を処理できるように、スケーラビリティソリューションを提供します。

PIVX (PIVX)
PIVZは2016年1月にローンチされた匿名通貨です。普及率は高くありませんが、プライバシーを保護しながら実際に利用することができるという点で評価に値します。

Kyber Network (KNC)
Kyber Networkは2018年のはじめにメインネットをローンチして、分散型流動性ネットワークを通じて瞬時に安全なトークン交換を可能にしました。現在のところ対象はERC-20トークンに限られますが、将来的には対象を広げる他、さまざまな機能拡張を予定している将来性の高いプロジェクトです。

Bancor (BNT)
Bancorは、ミドルマンを介さずユーザがトークンを交換できるようにするプロジェクトです。トークンの流動性を確保するBancor Liquidity Networkはとても重要かつ有望なWorking Productです。

Loom Network (LOOM)
Loom Networkは2017年10月にスタートしたばかりですが、ソフトウェア開発者がブロックチェーンソリューションを構築する方法を学ぶのに役立つ数々のツールを提供するなど、短期間で目覚ましい成果を残しています。Loom SDKはDappChainsという特殊なサイドチェーンを介してEthereumブロックチェーンに接続するスケーラビリティの高いDAppsを構築するのに役立ちます。

Polymath (POLY)
2017年10月にはじまったPolymathプラットフォームは、新しいセキュリティ(証券)トークンを毎週リリースして投資家やトレーダーを引きつけています。

Bibox Token (BIX)
2017年11月にスタートしたBibox取引所の特徴はAI技術を統合していることです。Binance CoinやKucoin Sharesと同じように、取引手数料の割引を受け取ることができます。

五月雨(筆者)の結論と考察

Invest in Blockchainが発表した調査でWorking Productをもつ時価総額100以内の通貨を36紹介しました。これらを眺めておけば、なんとなく仮想通貨で勢いのあるプロジェクトを把握することができるのではないでしょうか。もちろん調査から漏れている通貨もあると思いますので、必ずしも正確というわけではありませんが、一つの参考にはなるでしょう。

仮想通貨時価総額TOP20

現在、これまでの外資系コンサル、ライター経験を活かし、仮想通貨やライティング、ブロックチェーンのSkype無料相談の活動(ボランティア)を行っています。気になる方はTwitterのDMにて相談を無料で受け付けてますのでお気軽にどうぞ。■五月雨まくら(@samidare_makura)