BCH(ビットコインキャッシュ)のハードフォーク後、ビットコインの価格が非常に元気で、8月に入って、最高値を大きく更新しています。

さて、こういった非常に、価格面で盛り上がっている一方、この上げ相場をリードしているのは、日本人という指摘もあります。

当記事を執筆時点(8/13)で、coinhills を参照すると、ビットコインの取引ランキングのトップは、日本の取引所で、世界全体取引量の40%以上が日本が占めています。

韓国でも取引が増えていて、日本と韓国が、取引量は世界をリードしているという状態です。

日本人がビットコインの取引をする理由は?

実際、筆者の感覚でも、日本は世界に先立ちビットコインが広まった国であると実感しています。

本稿では、こうなるに至った要因をいくつか整理してみたいと思います。

1 取引所の手数料がゼロ

2017年8月現在、多くの取引所がビットコイン現物の取引手数料をゼロにしています。

取引所ビジネスは、ビットコイン以外のアルトコインや、レバレッジ取引の手数料を売上にしていることが、ほとんどです。

現物の取引手数料がゼロだと、多くの人にとって売買しやすいことは勿論、自動トレーディングbotを運用する人の参入動機にもなり、全体での出来高は、増加傾向になりやすいです。

2 もともと投機好きな性格

日本人は、もともと投機好きな性格としても知られています。

FXの市場参加者は、日本が一番多いことは有名な話で、世界で取引高が多い業者1~5位は、日本のFX業者という事実があります。

このことから、日本人が投機好きという性格の一面は、否定しようがないでしょう。

また、今年は投機好きという観点からいうと、仮想通貨のHYIP(ハイイールドインベストプログラム)などのネズミ講も多く散見され、ある意味では、ビットコインユーザーを増やした一因であろうと思われます。

なお、ねずみ講は勧誘するだけでも犯罪に該当するので、これをお読みの方は、絶対に手を出さないで欲しいです。

3 取引所の高還元アフィリエイト

日本のビットコイン取引所のいくつかは、アフィリエイトプログラムが用意されています。

恐らく、他の国の取引所では、このような高還元アフィリエイトプログラムは存在しないのではないでしょうか。

こういったアフィリエイトの登場と同時に、仮想通貨のトレードについて書くブロガーが、2017年に入って非常に増え、新規参入者を増やしていると思われます。

4 新規ユーザーを呼び込んだVALU

今年5月には、VALUという個人に紐付いたトークン(とはいっても、秘密鍵を管理するわけではないですが)を、ビットコインで取引するサービスが登場しました。

筆者がSNSなど見る限り、これらのサービスを使い始めた層は、もともとビットコインを使ったりしたことがない層が多く、VALUが、ビットコインを使ってみるきっかけになっている人も多そうです。

同じ時期に、インフルエンサーの方もビットコインについて興味を持ち始めたようで、Twitterで、議論を始めてる様子を見受けます。

5 仮想通貨法が成立

2016年5月に改正資金決済法が成立しました。

通称「仮想通貨法」と言われる法律で、仮想通貨の扱いや取引所の登録制、監督官庁などが決まりました。

まだ税制や一部の扱いが不明瞭な部分もあるのですが、世界に先立ち、こういった枠組みを作れたことは、ビジネスサイドの人にとっては、事業が運用しやすく、普及に追い風になったといえます。

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こんなところでしょうか。

ただ、ユーザーが広がった一方で、値動きばかりを気にするユーザーや、ビットコインの特性をあまり知らずに安全とは言えない管理方法をしているユーザーも増えているような印象も受ける側面もあります。

新しくビットコインを利用する人、特にシリアスな額のビットコインを購入する人には、その特性などをしっかり学習してから、ビットコインを使ってほしいです。