次の仮想通貨参入企業はAppleかTwitterか?市場は総額150兆円超に到達

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次の仮想通貨参入企業はAppleかTwitterか?市場は総額150兆円超に到達

暗号資産(仮想通貨)市場全体の時価総額が2月10日、1兆4400億ドル(約152兆円)という史上最高額に達しました。仮想通貨とブロックチェーン技術に対する関心は、引き続き上昇傾向にあることを物語っています。最近では、テスラ社(Tesla. Inc.)社が15億ドルを投資してビットコイン(BTC)を購入したというニュースが、投資家の関心を呼んで時価総額の上昇に貢献したと考えられています。

Apple参入による仮想通貨市場への影響

テスラの仮想通貨市場への参入は、投資家の間に新たな機関投資家が続出するのではないかという憶測を呼んでいます。RBCキャピタルマーケットのアナリストであるミッチ・スティーブス(Mitch Steves)氏は、次はアップル社(Apple. Inc.,)が市場に参入すると推測しています。同氏は「Appleが仮想通貨事業への参入を決定した場合、すぐに市場シェアを獲得し、業界を混乱させる可能性がある」と考えています。

一方、JPモルガンのストラテジストで、世界市場戦略担当マネジングディレクターであるニコラオス・パニギルツォグロウ(Nikolaos Panigirtzoglou)氏は、BTCは価格変動が大きいことから、仮想通貨を取得・保有する企業にとって抑止効果になると考えています。

なお、テスラ社が証券取引委員会(SEC)に提出した申請書によると、「BTCの受領時には、清算する場合としない場合がある」という方針が記載されています。そして、経営者にとって受け入れられないリスクがあれば、BTCは決済手段に限定して利用することはありうるとも述べられています。

TwitterはBTCでの給与支給を検討

Appleと同様にTwitter社(Twitter. Inc.)もまた、テスラの新しい投資戦略に追随する次の大企業になる可能性があります。Twitterの最高財務責任者(CFO)であるネッド・シーガル(Ned Segal)氏はすでに、BTCでの給与支給を検討していることを明らかにしています。最終的な決定は社員の関心があるか否かにかかっており、給料をBTCで支給することになれば、同社はバランスシートにBTCを組み込む必要があります。

シーガル氏はBTCに投資するリスクについて、「通貨のヘッジや他国でのビジネス、所有する全てのリスク資産を検討する際など、どのような時においても我々は資産と負債を一致させることを意識している。ビットコインに対しても、他のあらゆるリスクへの対処と同様のアプローチをすることになる」と語っています。

そして、Twitterの最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏は2014年以来からビットコインの支持者です。ドーシー氏は2021年2月5日に、仮想通貨への積極的な投資家であるだけでなく、ビットコインノードを運営しているという内容を明らかにしています。

企業がBTC投資を止めたときのリスク

巨額の資金が仮想通貨市場に流れ込むことは、少なくとも市場レベルならば、さらなる利益が生じることはほぼ確実でしょう。今後考えられる大きな問題点としては、それほど遠くない将来に、これまで行われた大量購入の清算が起こるかどうかという点です。発生した場合、少なくとも短期的には大きな損失を引き起こし、市場を動揺させる可能性があります。

参考
Total Crypto Market Cap Surpasses $1.4 Trillion USD as Bull Run Continues
・・Apple Well Positioned to Offer Crypto Trading — Analyst Says Company Should Hold Bitcoin in Treasury

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。