2019年のオーストラリアでの仮想通貨に関する被害総額は約16億円

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2019年のオーストラリアでの仮想通貨に関する被害総額は約16億円

オーストラリア競争・消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission:ACCC)が6月22日、「2019年の標的型詐欺:2009年からの詐欺活動のレビュー(Targeting scams 2019: a review of scam activity since 2009)」を自組織のサイトで発表した。

このレポートによるとオーストラリアでの2019年の詐欺は6億3,400万豪ドル(約469億円)以上だった。仮想通貨に関する被害は1,810件報告されており、被害総額は2,160万豪ドル(約16億円)となっている。これは2018年の4倍以上の金額である。

詐欺の送金手段としてビットコインが利用

今回のレポートの中で仮想通貨関連の詐欺として、クラウドマイニングが詐欺の手法として一般化してきていることを指摘。また詐欺に関係する支払手段としてビットコインが利用されており、2019年におけるその金額は1,940万豪ドル(約14億円)で、全体の中でも2番目に大きな額だったと報告されている。

ビットコイン以外の仮想通貨を使った詐欺に関する送金手段のケースは17件報告されており、金額額は15万8,000豪ドル(約1,200万円)となっている。

壊滅的な高額の損失を出した1年

ACCCのデリカ・リチャード(Delia Rickard)副議長は、「残念なことに壊滅的な高額の損失を出した1年である。詐欺師は人々を騙す新たな方法を常に模索している。今年は4つの大手銀行からのデータを含めた。これによりどれだけ多くの人が詐欺の被害に遭っているかを完全に把握できる」と語っている。また同氏は、「過去10年、詐欺師は新しいテクノロジーを利用して、2009年には存在しなかったソーシャルメディアアプリと新しい支払い方法を使用している」とも述べた。

オーストラリアでは2019年に、ACCCが運営するウェブサイト監視組織スキャムウォッチ(Scamwatch)と政府機関、大手4銀行に届けられた詐欺報告は35万3,000件を超えている。またスキャムウォッチでは過去10年で、およそ100万件の詐欺報告を受けている。

参考
・Targeting scams 2019

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文:かにたま


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コインチョイス編集部
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