ワールドワイドな戦略?バイナンス(Binance)がシンガポール進出へ

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ワールドワイドな戦略?バイナンス(Binance)がシンガポール進出へ

大手の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は先日、アフリカにおける「Binance Uganda(バイナンス・ウガンダ)」の設立を発表しており、アフリカ地域における仮想通貨の流通を促していく方針を示したことで注目を集めた。また、バイナンスはブロックチェーン上で取引所の役割を担う分散型取引所の設立計画も視野に入れている。その上で同社は、アジア地域であるシンガポールにも進出する計画を発表している状況だ。

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バイナンス(Binance)がシンガポール進出へ

バイナンス(Binance)は、シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスの子会社であるバーテックス・ベンチャーズ(Vertex Ventures)からの戦略的投資を受け入れた。これは、政府がバイナンスのシンガポール進出を歓迎していることを意味していると言っていいだろう。

2018年9月には、コンセンサス・シンガポール(Consensus Singapore 2018 byCoinDesk)で、バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏(通称:CZ氏)は 法定通貨(シンガポールドル/SGD)建ての取引が可能な取引所Binance Singaporeについて、テストを行っていることを述べており、今回の融資・提携を受けて更に同国の拠点の開発を急ぐ姿勢を見せた。

バーテックス・ベンチャーズは投資分野で、世界各国で数々の成功を収めている。例えば同社は、シリコンバレー、イスラエル、中国、東南アジア、およびインドに事業部を持っており、およそ25億ドル(約2,820億円)の資産を運用している。

つまり、バーテックス・ベンチャーズが投資を行ったということは、バイナンスのシンガポール進出が成功するだろうと見込んでいると言えるだろう。そして、2018年の仮想通貨市場の勢いは、2017年よりも落ち着いているものの、機関投資家に対する新たな投資サービスを展開しつつある。バイナンスがシンガポールに進出することによって、アジアの機関投資家に仮想通貨市場への参入を促していく狙いもあると考えられる。

東南アジアと仮想通貨市場

2018年の仮想通貨市場の価値に着目した場合、今後の展望に対する予想は専門家によって意見が大きく分かれる。しかし、着実に仮想通貨のアップデートは進んでおり、ネットワークそのものも拡大しつつある状況だ。ブロックチェーンなどに至っては、全世界で研究・開発が行われており、政府の根幹を成すシステムとして採用を検討する国も増えてきた。

そして、仮想通貨取引所の多くは、まだ仮想通貨が浸透しきっていないアフリカや東南アジアに目を向け始めた。

東南アジアは、発展途上国が多いものの、経済成長率は先進国の上に位置している。つまり今後、世界経済を牽引していく可能性を秘めているといっても過言ではないだろう。

東南アジアの人々の多くはブロックチェーンや仮想通貨に対して前向きにその可能性に期待を抱いている。東南アジアが世界でもトップクラスの経済成長率を記録しても、ほとんどの人々は自分の銀行口座さえ保有していない状況である為だ。

つまり、金融インフラが未発達、そして発展途上国であることから、今後も法定通貨が安定した価値を保ち続けるかは不明である。そのような状況であることから、東南アジアにおける仮想通貨の流通は、加速度的に拡大する可能性があるとも言えるだろう。

バイナンス(Binance)の活動がアジア諸国にとってプラスに

バイナンスは世界でもトップクラスの仮想通貨取引所であると同時に、通貨ペアも多い。シンガポールでは、法定通貨に対応した仮想通貨取引所を設置する予定であることから、多くの人々がバイナンスを利用するだろう。

そのうえで、シンガポールは東南アジアにおける流通の中心となってきた。バイナンスがシンガポールに拠点を設立することから、シンガポールは今後もこの立ち位置を他の国に譲ることはないだろう。

また、ブロックチェーンや仮想通貨に関して言えば、日本よりも東南アジアの方が伸び代を有しているのは事実だ。日本においては新たな規制団体が金融庁に認可されたものの、今後の技術的な方針や法律的なサポート体制はまだ見えてこない。

バイナンスのシンガポール進出は間違いなく、アジア諸国に経済的な成長を与えるきっかけの一つとなり得る。今後のバイナンスの動向には要注目だ。

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参考:Binance Medium

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