ビットコインキャッシュ(BCH)価格動向&ロジャー・バー氏のブランド誤認による訴訟可能性についてのオピニオン

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ビットコインキャッシュ(BCH)の価格動向&ロジャー・バー氏のブランド誤認による訴訟可能性についてのオピニオン

ビットコインキャッシュ事業者によるブランド誤認について

ここ数週間のビットコインキャッシュの価格の躍進が目覚ましいです。

ビットコインキャッシュ(BCH)直近の価格動向出典:CoinMarketCap

ビットコインキャッシュの支持者の一部は、「ビットコインキャッシュこそが、真のビットコイン」と叫ぶ人もいます。

一方、そういった発言の周りでは、現在トラブルも起きています。
ウォレットやマイニングプール、ニュースメディアなど、様々なプロダクトを提供するBitcoin.comのロジャーバー氏が、自身のプロダクトで、ビットコインキャッシュをビットコインと誤認させているとして、集団訴訟されるかもという話題があります。

これは政治観点ではなく、僕もとても問題だと思っています。

というのも、これはブランド混同の観点、また、間違ったアドレスに送って資産を取り出せなくなるリスクからです。もちろん、ある程度、暗号通貨に慣れ親しんだ人であれば、そのようなことは起きないでしょうが、少なくとも初心者にとっては非常に複雑ですし、混乱を招きます。

ウォレットに関しては、アドレスチェック機能は絶対に必要ですし、アドレスチェック機能があっても、ブランドが混同しないように事業者はしっかり考慮をするべきであるというのが、僕の意見です。

これは、別の記事で、国産のビットコインキャッシュウォレットであるYenomを紹介したときも同じことを述べました。

関連:ビットコインキャッシュのウォレット「Yenom(エノム)」の紹介記事

ビットコインキャッシュ(BCH)の価格高騰

また、せっかくですので、直近の価格動向についても触れておこうと思います。
冒頭で触れた通り、ここ数週間でビットコインキャッシュは暴騰しています。

5月15日に予定されているハードフォークによるアップデートによる期待が主な理由かと思われます。ハードフォークでは、主に32MBへブロックサイズの拡張、OP_RETURNのサイズ拡大などが挙げられます。

そういったハードフォークの期待とは別に、米Yahoo!ファイナンスこのような記事も出ていて、買われている状況でしょう。

参考:Bitcoin Loses Out to Bitcoin Cash – Is it the Beginning of the End?

以下は、ビットコインキャッシュのトランザクション数です。
執筆確認時点(4月28日)で、一時間あたりの平均は、ビットコインキャッシュ(BCH)が821、ライトコイン(LTC)が1294です。

ビットコインキャッシュ(BCH)直近の価格動向

ビットコインキャッシュのトランザクション数は、一時期ライトコインの半分程度であったので、現在、ライトコインにかなり近くまで迫り、頑張っているのは事実でしょう。ですが、まだ中々追いつけてない現状です。

ビットコインキャッシュはトランザクション数が増え始めているとはいえ、まだTXでライトコインを抜けてもいなく、期待値で買われてるのではないか?と疑問を持てます。著名ストラジテストのトム・リーは今、新しく資金を投入し、買うなら、ビットコインキャッシュよりビットコインと発言していて、セオリー通りならこれは当たり前です。

彼は、ビットコインに対しては、早い段階から強気の姿勢を見せており、彼によると、ビットコインの価格上昇について「ユーザー数の2乗×平均取引価格」という極めて単純な数式で、過去4年間のビットコインの価格変動のほとんどは説明出来ると述べています。数式は、ネットワークの価値は、ネットワークを使用しているユーザー数の2乗に比例するというメトカーフの法則に基づくものです。

参考:ビットコインの価格変動、94%は1つの方程式で説明可能
(https://www.businessinsider.jp/post-107183)

この点で言えば、ビットコインキャッシュは、現状ネットワーク効果では十分でなく、ブランド誤認もあいまった期待値で買われていると僕は考えています。

これと関連することですが、暗号通貨の評価基軸をどのように分析できるかの仮説は下記の筆者ブログで記しました。

暗号通貨を客観的に評価する格付け会社は成立するのか?/なるべくフェアな評価方法を提案してみます

今回のハードフォークなどに関してもそうですが、クライアントを開発するチームが複数存在することは、コミュニティにとっても良いことであることは確かです。その点でいえば、ビットコインキャッシュは、その他多数のアルトコインより遥かにポテンシャルはあり、まともな暗号通貨ではあると思います。

がしかし、同時にこれまで上述して説明してきたことも事実であり、意図的なブランド誤認などは避けられるべきと思います。技術提案などはしっかりされていて、期待値で買われるのも理解できると同時に、期待値で買われてるのが現実であることを認識すべきで、PERなどの指標はない市場だからこそ、このような考察は常にそれぞれがするべきではないか?という話でした。

ご参考までに。

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