タイム社がメディア初、ビットコイン(BTC)決済を受け入れた理由は?

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タイム社がメディア初、ビットコイン(BTC)決済を受け入れた理由は?

雑誌TIMEの出版元タイムが、世界最大手のデジタル資産運用企業グレイスケール・インべストメンツ(Grayscle Investments)と提携して、決済目的としてのビットコイン(BTC)を受け入れます。さらに同社は、電気自動車のテスラ(Tesla)と同様のアプローチを開始して、受け入れたビットコインを法定通貨に変換せずに、ビットコインそのものをバランスシートに保持しようとしています。

またタイムは、クリプトドットコム(Crypto.com)と提携して、さまざまな契約に仮想通貨で決済できるシステムを構築することになりました。マスコミ業界は仮想通貨コミュニティーに関して情報収集しますが、自身がビットコイン利用に大きく踏み込むのは極めて異例です。

タイムが暗号資産ビデオシリーズ制作にグレイスケールと提携

グレイスケール・インベストメンツの最高経営責任者(CEO)であるマイケル・ゾンネンシャイン(Michael Sonnenshein)氏は4月13日ツイッターに、「わくわくする!今年の夏、暗号資産(仮想通貨)業界を話題にする新しいビデオシリーズを始めるため、グレイスケールはタイム誌と提携する。同様に重要なニュースだがさらに、キース・グロスマンCEOとタイムが、ビットコインで決済することに合意し、バランスシートにBTCを計上する。当社のメディア提携関係では初めての出来事だ!」と発表しました。

ゾンネンシャイン氏は、両CEOが教育目的の仮想通貨ビデオシリーズ制作で提携し、両社間の決済にビットコインを利用することで合意したわけです。さらにタイムは、テスラと同様に受け取ったビットコインを保持し続けるというものでした。

テスラなどの企業がビットコイン受け入れ メディアではタイムが先行

数ある米国メディアの中で、ビットコインを保有するとの決定はタイムが初めてのこと。タイムは関連して3月に、「ビットコインとその他の仮想通貨」に精通している最高財務責任者(CFO)の新規採用に関する求人広告を出していました。

製品やサービスを購入する際に仮想通貨を利用するとのアイディアは、ビットコイン創造者の究極の目標です。今やテスラやペイパル(PayPal)など多くの企業が、仮想通貨による決済を受け入れ始めています。タイムはメディアとして、これらの動きを先取りしようとしています。

グロスマン氏は「タイム誌は進歩し続け、230万契約者の既存のコミュニティーを積み上げる新たな方法を発見しようしており、この新しい決済オプションをCrypto.comとの提携を通じて提供することを誇りに思う」と語りました。

仮想通貨受け入れはデジタル化にコミットするタイムの政策の一環

タイムの最高技術責任者(CTO)であるバーラット・クリシュ(Bharat Krish)氏は、crypto.comとの提携に関して次のようにコメントしています。

「コミュニティーを代表してタイムが急速にデジタル化に向けて変わることは、新しいテクノロジーを受け入れ、Crypto.comのような革新的企業と緊密に協力しアイディアを実行した結果である」

Crypto.comの共同創業者であるクリス・マルザレク(Kris Marzalek)氏は「タイムとの協力は非常に幸運なことだ」と歓迎しています。

参考
TIME Will Hold Bitcoin on its Balance Sheet In Partnership with Grayscale Investments
IME Magazine Subscriptions Can Now Be Bought with Crypto

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。