バイナンス(Binance)が約1100億円のファンドを発表、取引所による買収が加速する重要な流れとは

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バイナンス(Binance)が約1100億円のファンドを発表、取引所による買収が加速する重要な流れとは出典:https://medium.com/@binance

バイナンスが新たなファンド「Social Impact Fund」を設立

Binance(バイナンス)が、$1Billion(約1100億円)のファンド「Social Impact Fund」設立の発表をしました。

ファンドは、BinanceLabのZhang氏がリードをするようで、彼女は、GoogleやYahoo!のベンチャーキャピタルで勤務経験があり、スタンフォード大学経営大学院でMBA取得などもしているキャリアウーマンです。

ファンドオブファンドで、Binanceは他のファンドにもBinanceから出資をしたいとしています。興味深いことは、投資はBNB(バイナンスコイン)を通じて行うとしています。10回のフェーズにわけ、100Million(約1億円)ずつファンドに注入をするといいます。

$1Billionはファンドの規模として、一流のPEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)でも大きく、かなりの規模です。

それもそのはずで、最新の数字で、Binanceの四半期の利益は、$200million(約200億円)、従業員300人、創業1年で、ドイツ銀行の四半期の利益$146million(約150億円)を上回っています。

ちなみにドイツ銀行は、創業から148年、支店数は2400、従業員は98720人で、これを1年かけず上回りました。創業から約5年でこのスピードの成長は暗号通貨以外の領域で、これまでの人類の産業史ではあり得なかったのです。

創業期のGoogleやFacebookよりはるかに早い速度でCoinbase(コインベース)、Binance(バイナンス)、Bitmain(ビットメイン)などは成長をしていると言えば、暗号通貨・ブロックチェーン領域の異常性は理解できるでしょう。

バイナンスを含む多くの取引所は投資を活発に行う

Binanceは世界最速で成長をしている会社です。
Coinbase、Binance、Bitmainなどは、2017年から市場の伸びに乗って、利益を急拡大、現在はそれぞれ投資を活発に行っています。いずれも投資資金は1000億円単位であり、もはや通常のスタートアップではありません。coinbaseの評価額、earnの買収時に$8Billion(約8800億円)と自己算定をしました。これもあくまで自己算定とはいえ、これだけのスピードです。

Coinbaseは、最近、暗号通貨支払いできるSNSであるearn.ccm、EthereumブラウザのTodhi、DEXプロトコルの0xのリレイヤーのParadexなどを買収しました。
Bitmainもまた、Circle(サークル)などに大きい出資を最近に発表しています。

今、彼らが何に投資をしたいかというと、暗号通貨のユースケースを作る会社、業界に貢献したいと言ってるけど、これは真実でしょう。ユースケースを作らなければ、暗号通貨の採掘と売買市場を提供しているマイナーや取引所である彼らの商売にも、いずれ陰りが出るから、ユースケースを作ることに対して、積極的に投資をしているのです。

今後、取引所や、マイニング企業からの暗号通貨プロジェクトへの投資が行われるとおいう流れはしばらく続くでしょう。起業家や開発者にとっては、彼らから買収をしてもらうEXIT戦略をたてることも考えられます。

Binanceの$1Billionのファンドのインパクトは大きく、その流れは、取引所がプロフィタブルで有る限り続くでしょう。

なお最近、筆者が運営している研究所サロンでは、Binanceに関する研究レポートを配信しました。
研究所で配信したレポートでは、同取引所のこれまでの歴史や、CEOなどの関係者、戦略の考察、Binanceトークンの整理、そして同社がこれから何を目指してるのかを推察したボリュームあるレポートになっています。興味がある方は是非ご覧ください。

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