バイナンス(Binance)のCEO、同社の適法性についてポッドキャストで厳しく追求される

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バイナンス(Binance)のCEO、同社の適法性についてポッドキャストで厳しく追求される

バイナンス(Binance)の創業者兼CEOであるChangpeng Zhao氏(通称:CZ氏)について、Unchained(アンチェーンド)のポッドキャストでロングインタビューをされました。

アンチェーンドは、英語圏で広く聞かれている暗号通貨・ブロックチェーンのポッドキャストです。毎週火曜日更新で、様々なプロジェックトをゲストに、オーガナイザーのLaura Shin(ローラ・シン)氏が質問を切り込んでいくという番組です。

バイナンス(Binance)CEOが鋭い内容のインタビューを受ける

ローラ氏の質問は鋭く、例えば「それはブロックチェーンを使う必要があるの?」「ICOで集めた資金は実際、内訳は何に使ったの?」などクリティカルなものから、ファウンダーが聞かれたくないことも飛び出します。

それによって一部では嫌う人もいるものの、ポッドキャスト自体の評価は基本的に非常に高いです。

さて、今週のゲストは、バイナンスのCZ氏でしたが、「How Binance Became the Most Popular Crypto Exchange in 5 Months」というタイトルで様々な質問に切り込んでいます。

1時間以上に及ぶ番組で、

「バイナンスは規制に違反をしていない?」
「同社のトークン、BNB(バイナンスコイン)は証券ではない?」
「上場手数料をとるのはなんで?」

などと鋭い質問を半分以上の時間を使って追求しています。

バイナンスは創業から5年で出来高で世界ナンバーワンの取引所になり、現在までその座を維持しています。創業からわずか1年で既に四半期の利益はドイツ銀行を超えていて、人類史上最速で成長をした企業です。これについては、筆者のブログで詳しく解説しています。

参照:Binanceはどのようにして世界最大の取引所になったか。人類の産業史で最も早く成長した企業の研究レポート。

急速な進化を遂げたバイナンス(Binance)に対する厳しい意見の回答

一方で、この急速な成長は彼らが規制に違反しているからや、グレーな部分も多々あるからという見方も多くあります。そういったトピックに誰よりも、まるで尋問のように突っ込んだのが本ポッドキャストであり、興味のある方は聞いてみると面白いでしょう。

本ポッドキャストで追求された内容についてごく簡単に要約をしますと、バイナンスは規制や違反について、アメリカと中国の顧客には同社サービスを宣伝していないとしています。

また、同社のトークンであるBNBは証券であることについて、BNBは買い戻しはするが直接配当ではなく、バイナンスはあくまでBNBが形成するネットワークに関わる一企業であると主張しています。

上場手数料をとることについては、新しいブロックチェーンをサポートすることはセキュリティ構築コストやデューデリジェンスにコストがかかるから、と回答をしています。

これらの主張・回答については、様々な異論もあるでしょうが、バイナンスは現状、世界で最も利用されている取引所であることは間違いありません。

本ポッドキャストのアンチェーンドは今回に限らず、クオリティの高い非常に良いチャンネルです。暗号通貨・ブロックチェーンの情報のキャッチアップにはもちろん、英語も聴きやすく英語学習中の方にもおすすめです。

今回のような追求をするのは、メディアとしてのひとつの姿勢であり、個人的には非常に好きです。表面的な情報のみを切り取るメディアが国内はもちろん、国外でも多いこのブロックチェーン業界で、アンチェーンドは価値を発揮しているメディアと評価できます。

▼Unchained(アンチェーンド)
http://unchainedpodcast.co/


筆者が運営する研究所サロンでは、このような動向解説から更に深い業界のビジネス分析、技術解説、その他多くの議論やレポート配信を行なっています。ご興味ある方はぜひご利用ください。

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