Binance(バイナンス)の最新動向。CFOの採用とアンバサダープログラムの募集開始

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Binance(バイナンス)の最新動向。CFOの採用とアンバサダープログラムの募集開始

世界最大手取引所のBinanceの最近のニュースを解説します。

Binanceの経営手法は、本社も特定の場所に置かず、社員も全世界に分散しており、非常に興味深く考察する余地が大きいです。

以前、筆者のブログでは、Binanceに関する広範的なレポートも配信しました。今回は簡単に直近の動きのみを整理します。

Wei Zhou氏がCFO(最高財務責任者)に就任

まずBinanceは、CFO(最高財務責任者)にWei Zhou氏を採用したと発表しました。

Wei Zhou氏は約15年に渡り、テクノロジー企業でファイナンスを担当しており、Zhaopin.com、Charm Communicationの2社では、ぞれぞれの会社を上場に導いたと紹介されています。

一般的にスタートアップ企業は、IPOの少なくとも2年ほど前(ケースごとで異なるが)にCFOを採用するケースが多いです。上場にあたり、財務の透明性を整え、決算を準備する必要があるからです。

今回同社が採用をしたCFOは複数の会社の上場経験があり、Binanceの場合は、おそらく既存の証券市場へ上場を検討することはしていないと思われますが、注目される動きです。

BinanceはすでにBNBトークンが株式に近い役割を果たしていますし、コンプライアンスの観点からも既存の規制とは折り合っていない部分もあり、アメリカや中国、香港、日本など一般的な国では上場はまず難しいです。なお、その他の取引所大手企業ですと、昨年末にCoinbaseがCFOを採用しています。

新プログラムのBinance Angelsとは?

次に、Binanceは、Binance Angelsなる新しいプログラムが開始しました。

これは、Binanceのアンバサダーを世界中から募集するという取り組みです。応募をした人の中からビデオインタビューなどをして合否の判断を行うと発表しています。

Binanceの経営の面白い点は、セキュテリティにしても、必要なリソースにしても、自社のフォロワーから公募をしてバウンティのように仕事を募集することです。Bainanceの四半期の利益は、ドイツ銀行をすでに超えているということは広く知られていますが、同社の社員の数は極めて少ないです。

こういったスリムな組織設計でありながら、グローバルからリソースを募ることは新世代の経営方法という他ないでしょう。

Binanceの動向は今後も注目されています。

筆者が運営する研究所サロンでは、このような動向解説から更に深い業界のビジネス分析、技術解説、その他多くの議論やレポート配信を行なっています。ご興味ある方はぜひご利用ください。

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https://d10nlab.com/

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