バイナンス・ウガンダ(Binance Uganda)開設後の1週間で4万人の登録殺到、求めるのは経済的安定?

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バイナンス・ウガンダ(Binance Uganda)開設後の1週間で4万人の登録殺到、求めるのは経済的安定なのか?

2018年10月の世界経済に着目してみると、何かとマイナスな話題が多かった。日経平均などに至っても大きな下落を見せ、貿易摩擦の悪化が叫ばれている。しかし、東アフリカに位置する発展途上国であるウガンダ共和国で開設した取引所、バイナンス・ウガンダ(Binance Uganda)には、1週間で4万人もの登録が殺到した。つまり、バイナンスのウガンダでの拠点開設を待ち望んでいた人々が非常に多かったと言えるだろう。

仮想通貨取引所バイナンス(Binance)とウガンダ共和国

バイナンス・ウガンダ(Binance Uganda)は、現状ではビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のみを取り扱っている。取引ペアが数種類しかないことを事前にわかっていても、数万人規模の人々が1週間以内に登録を行っているということは、つまり、オフラインでのやり取りが慣習となっているウガンダにおいても、仮想通貨に対して強い興味を抱いていることを示したと言える。

実際、ウガンダの人々のほとんどは、金融機関から切り離された生活を行っている。人口の約7割は銀行口座を保有していない状態だ。しかし、仮想通貨を保有することで金融機関を介すことなく、資産のやり取りが行えようになる。つまり、銀行口座を保有しなくても生活が成り立つのと同時に、今まで切り離されていた世界経済にアクセスできるというメリットがあるといえるだろう。

かねてより、バイナンスはアフリカへの進出を表明しており、ウガンダでのバイナンスの拠点開設に人が集中したという事実は、仮想通貨取引所の関係者には大きな衝撃を与えた。ウガンダのブロックチェーン協会の会長によると、バイナンス・ウガンダ開設の動向を受け、世界的な仮想通貨取引所が地元の規制当局と接触をし始めているという。

そして、バイナンス(Binance)のCFO(最高財務責任者)であるWei Zhou氏は、仮想通貨メディアCoinDeskに対し、バイナンス・ウガンダに対するサポートとしてケニア・ナイジェリア、南アフリカに子会社を設立し、現地オペレーションスタッフを雇うことを検討していると語った。バイナンス・ウガンダはバイナンスのアフリカ進出の要であり、バイナンス・ウガンダをサポートすることによってバイナンスはアフリカ地域をカバーすることを目指している。

ウガンダがバイナンス(Binance)を受け入れる理由

ウガンダがバイナンス(Binance)を受け入れる最大のメリットは、ウガンダの送金によるコストの削減にある。ウガンダに送金を行う場合、変換手数料は非常に高い。また、ほとんどの人々が金融機関に口座を有していないことから、送金・受取でさえも相当のコスト・労力が掛かっている。

そして、バイナンス・ウガンダが提供する仮想通貨によって、これまでの手間やコストは大きく削減される。国際的な送金であっても仮想通貨であれば、瞬時に行われることから、ウガンダの人々の仮想通貨に対する期待値は高い。

ウガンダでは、輸入製品の中でも車にニーズがあることから、仮想通貨による車の購入などもウガンダでは考えられているだろう。また、ウガンダで仮想通貨を導入する理由のひとつとして、高い失業率が挙げられる。失業率が高い反面、自営業の人々が多い、こういったことから国としても仮想通貨がウガンダに流入することによって、国際経済から切り離されていた人々が世界経済に新たに参画できるという狙いがある。

Zhou氏は、ウガンダは仮想通貨に寛容的であり、安定した政治体制を持つ「先進的なアフリカの国」であると認めている。そのうえでFiat(フィアット)の流動性と手頃な価格のクロスボーダー取引の需要が世界的にも高いことを踏まえ、バイナンス・ウガンダの設立はアフリカ全体に対する従事の第一歩だといえるだろう。

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参考:CoinDesk

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