ビットコイン(BTC)相場の下落は必然だったのか?仮想通貨市場の崩壊を複数の視点から考察する

5371

ビットコイン(BTC)相場の下落は必然だったのか?仮想通貨市場の崩壊を複数の視点から考察する

五月雨まくら(@samidare_makura)です。
この記事では、年始におこった仮想通貨市場の崩壊から教訓を導きだします。

序章:仮想通貨市場の崩壊~2018年始~

2018年1月~3月にかけて、ビットコインの時価総額が大幅に下落したことは記憶に新しいです。
Blockchainによると、2017年12月16日に$326,525,438,567だった時価総額は、2018年3月31日には$117,559,767,047まで減少しており、およそ1/3まで縮小しています。これだけ見ると、ビットコインは甚大な被害を受けた印象を持ちますが、実はアルトコインはもっと落ちています。

例えば、日本人に好まれるNEM(XEM)の市場規模は、2018年1月8日は$16,454,000,000でしたが、2018年3月31日には$1,992,490,000と、およそ1/8まで縮小しています。勿論、コインによって規模も異なりますが、概してビットコインよりアルトコインは被害を受けました。

弁明するつもりはありませんが、ビットコイン相場の崩壊は避けることができませんでした。なぜなら相場をブーストした要因は技術に基づいていなかったから。

相場価格を上昇させたのは、アマチュア投資家の恐れや欲求の反映でした。ビットコイン相場の崩壊に引きずられてアルトコイン価格も急落しましたが、その中でも勝者と敗者が生まれました。この記事では、相場の崩壊を一緒くたにせず、個々のケースで分析することで将来に対する洞察を得ることを目的としています。

この寸劇の勝者と敗者は誰か?

まず、相場について考察するにあたり、この崩壊シナリオの敗者について思いを巡らせましょう。
最大の敗者を特定することは簡単です。それらは、誇張と推測に基づいて評価された仮想通貨です。仮想通貨市場では、コインを過大評価する傾向にあります。この傾向とは、市場平均を大幅に上回るP/E (収益に対する価格)があるということです。具体的に、敗者について目を向けてみます。

例えば、Bitcoin Diamond (BCD)やBitcoin Gold(BTG)、Zcash(ZEC)などです。さらに、Cardano(ADA)、Siacoin(SIA)とNem(XEM)など、強力なプロジェクトも大きな被害を受けました。これらは恐らく、バブル期に過大評価されていたと思われます。

一方、勝者についても言及します。例えば、Binance(BNB)やMonero(XMR)、Aeternity(AE)は、少ない被害で済みました。また、Bytom(BTM)のマルチチェーンプロトコルは、他のあらゆるコインよりも優れており、価格は安定して推移しました。このように、同じアルトコインの中でも勝者と敗者が存在します。

つまり、アルトコインと一括りに議論するのは適切ではないということです。さらに、ビットコインはほとんどのアルトコインよりも被害が少ないです。その要因は、ブロックチェーンの先駆け的存在であることで、HODLers(ホルダー)の忠誠心を上げることができるからです。

仮想通貨市場は復調するか?

五月雨(筆者)は、仮想通貨市場の下落トレンドは一時的なものだと考えています。なぜなら、相場が低調であった年始において、さまざまな仮想通貨が新しい技術に対して、確実に成果を上げているからです。

例えば、2018年2月12日にメインネットをローンチしたKyber Networkには個人的に注目しています。なぜなら、コインチェックの事件を受けて中央管理型の取引所のオルタナティブを探している人も多く、分散型取引所(DEX)がその受け皿になると考えるからです。

そして別の要因を上げれば、近頃仮想通貨に対する規制が数多く行われています。日本でも、金融庁の取り締まりがより厳しくなっています。一見ネガティブに思えるのですが、規制が適切に行われることは、長期的にプラスです。

例えば、伝統的プレーヤーである機関投資家のマネーの流入を後押しすることや、詐欺などの犯罪を未然に防ぎ、安心・安全な投資ができるようになれば、もっとユーザが増えることになるからです。現在はなかなか厳しい状況ですが、個人的には相場は好転すると信じています。

以上、五月雨まくらがお届けしました。
仮想通貨によって、価格の上下の要因は異なるので、分析する時は適切な粒度を設定しましょう。

参考:Bravenewcoin

*投資はご自分の判断でお願いします。