ビットコイン(BTC)ATMの不正利用、被害総額2,000万円近く

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ビットコイン(BTC)ATMの不正利用、被害総額2,000万円近く

カナダのいくつかの都市にあるビットコイン(BTC)ATMで、複数回にわたる不正な取引が行われていたとして、地元警察が4人の容疑者の行方を追っている。アルバータ州カルガリー市警察が3月12日に発表したプレスリリースにより明らかになった。

ビットコインATMの被害額は2,000万円以上不正

カルガリー市警察の発表によると、ビットコインATMをターゲットにした4人の容疑者による不正取引は2018年9月16日から26日の10日間に、7都市で112回行われていたとされている。そのうち51回の取引がカルガリーで確認され、モントリオールで27回の他、トロントで17回、ウィニペグで13回、シャーウッドパークで2回、オワタとハミルトンでそれぞれ1回の取引が確認されているという。

同警察のプレスリリースによると、4人の容疑者は、ビットコインATMでビットコインの二重支払いを行い現金を引き出していたとされている。またこれら不正取引の対象となったビットコインATMを提供する企業の被害総額は19万5,000ドル(約2,100万円)に上る。

近年急増するビットコインATM

法定通貨とビットコインをはじめとする仮想通貨の交換が可能なATMはここ数年で急増し、コイン・ATM・レーダー(Coin ATM Radar)のデータによると、執筆時点で世界中に4,435台が設置されている。また、世界で最も多くのの仮想通貨ATMが設置されている国では、アメリカで2,513台、次いで今回複数の不正取引が確認されたカナダで、633台の仮想通貨ATMが設置されている。

2018年10月にビットコインATMの不正取引の情報を受け取ったカルガリー市警察のサイバー犯罪チームはその後、被害が確認されたそれぞれの都市の警察と協力し捜査を進めている。4人の容疑者グループはビットコインをはじめとする仮想通貨とブロックチェーンに関しての理解が深く、それぞれの地域で別々に犯行に及んだとされている。

また同警察は、容疑者特定のため4人の顔写真を公開し、市民からの情報提供を呼び掛けている。

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参考
Calgary Police
Coin ATM Radar

文:Akihiko Hirata(@akkyhira