ビットコイン(BTC)は2020年最高パフォーマンスの資産クラスに

編集部おすすめ

ビットコイン(BTC)は2020年最高パフォーマンスの資産クラスに

ビットコイン(BTC)は、2020年の最高パフォーマンス資産クラスとしての評価を確実なものにしています。暗号資産(仮想通貨)は4月末にかけて、米国株式、コモディティ、債券市場の年間リターンを大きく上回りましたが、特にビットコインは、年間最高のパフォーマンス資産クラスとしての評価が確実になっています。

BTC時価総額は年初比22%増 年間最高パフォーマンスは確実に

ビットコイン価格は5月8日午前(日本時間)、ついに2月以来3カ月ぶりに1万ドルを超えました。取引量の大幅増とGoogleなど検索数の記録的増加は、取り残されることを恐れるFOMO買いが戻ってきたことを示しています。そして5月12日に迎える半減期に向けて、至近のビットコイン価格は9,850ドル前後となり、1万ドル回復への期待と恐怖入り混じった投資家の興奮が脈打っています。

新型コロナウイルスのパンデミックに直面して、世界通貨基金(IMF)は景気後退によって2020年の世界成長率は大幅なマイナスに転じると予測、「1930年の世界大恐慌以来の水準になり得る」と警鐘を鳴らしました。

その中でビットコインの時価総額は、年初比(YTD)22%以上を記録、金(ゴールド)のそれを上回りました。CoinMarketCapのデータによると、価格は4月に入って上下動を繰り返してきましたが、29日からか確実に上向き、その間の1週間で2,000ドル、26.5%上昇しています。ビットコインの時価総額はその時点で1621億ドルとなり、仮想通貨全体の65%を占めました。

BTC価格は2,3月から5月までに8000ドル割れから1万ドルにまで迫る

新型コロナウイルスが世界的にまん延し始めた2月後半にかけて、ビットコイン はほかの証券市場と同様に弱気相場に転じました。金(ゴールド)も例外ではなく、1オンス当たり1,564ドルという歴史的な瞬間的下落値を記録しました。理由は主として流動性イベントに起因します。その後、金価格は迅速に回復、新たに7年越しの高値を付けました。

ビットコインは3月第2週(8-14日)以来8,000ドルを下回る価格でもがき苦しみました。しかし4月末から5月にかけて回復基調に大きく転換しています。

ブロックチェーン企業に出資しているベンチャーキャピタルであるパンテラキャピタル(Pantera Capital)のダン・モアヘッド(Dan Morehead)最高経営責任者(CEO)は4月28日Twitterで、「ビットコインは2020年ベストパフォーミング資産として金を追い抜いた。」とつぶやいています。

米連邦準備制度理事会(FRB) の思い切った金融緩和政策が支える

一部のアナリストはビットコインのこの勢いを表現して、「新しい投資家が徐々に流入した結果」とコメントしています。別のアナリストは、取り残されることを恐れるFOMO投資家の存在を指摘します。もちろん目前に迫った半減期こそ、ビットコイン購入の最大のけん引車という見解も当初から後押ししています。

しかし、ビットコイン価格の回復をすべてがこれら有力なファンダメンタルズと結び付けているわけではないという見解もあります。今回は特殊要因つまり米連邦準備制度理事会(FRB)が、新型コロナウイルスまん延によって、一挙に停滞した経済を救うために思い切った金融緩和政策を取ったことによる。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

【参考】
And the Best-Performing Asset of 2020 Is… Bitcoin

【こんな記事も読まれています】
迫るビットコイン(BTC)の半減期、マーケットへの影響は?
機関投資家はビットコインを買い集めている?ウォール街がBTCに注目する理由とは
【墨汁速報】ビットコイン13%高騰 米FRB コロナショックによる無制限量的緩和での米株や債権購入発表


前のニュース世界経済フォーラムが供給チェーン向け初のブロックチェーンツールキット公開
次のニュース仮想通貨チリーズがアメリカの総合格闘技UFCとの提携を発表
長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。