ビットコインを暴落させたETF審議「9/30に最終決断」は間違い?正しい知識を解説

17935

編集部ピックアップ

ビットコインを暴落させたETF審議「9/30に最終決断」は間違い?正しい知識を解説

どうも墨汁うまい(@bokujyuumai)です。
SECは世界最大のオプション取引所でビットコイン先物で有名なCboeが申請を行ったVanEck SolidX Bitcoin Trust上場の審議を延長する発表を行いました。現在「9月30日に最終的な決断を下す」という情報が出回っていますが、正確ではありません。本稿では現在のビットコインETF審議の正しい知識を身につけることを目的に解説を行います

ビットコインETFと今の現状を整理する

現在申請されているVanEck SolidX Bitcoin Trust、(以下Cboe ETFとする)は実は2回目の申請となっています。オリジナルの申請はNYSE(ニューヨーク証券取引所)が2016年に上場申請を行ったSolidX Bitcoin Trustで、現在のCboe ETFは世界で初となるゴールドの指数を使用したETFを上場し、創業60年以上を誇るVanEckと提携したものであり、別物となっています。

2016年当時、話題になっていたビットコインETFは映画「ソーシャルネットワーク」で世界的に知名度を上げた“ウィンクルボス兄弟”のWinklevoss Bitcoin Trust(以下ウィンクルボスETFとする)の方であり、同時期に審議が行われていたSolidXは注目度が低かったといえるでしょう。

また、ウィンクルボスETFの上場申請をしていたのは、米国カンザス州のBATS Clobal Marketsが運営する証券取引所“BZX”で、2017年にCboeに買収されています。これらをまとめると、

NYSE・・・スターバックスやマイクロソフトと提携し、ビットコイン決済を提供するプラットフォーム“Bakkt”のビットコイン先物上場申請

Cboe(BZX)・・・ウィンクルボスETF否決後、Cboe ETFに乗り換えて上場申請中

ということになります。

*BakktはICE(インターコンチネンタル取引所)のサービスですが、NYSEは2013年にICEに買収されてICEの傘下にはいっています。

CboeETFは1株=25BTCという富裕層や機関投資家などを対象にしたビットコインETFで、最大1億ドルの顧客保証や、天災対策で秘密鍵を地理的に分散して保管するなどの手厚い保証を提供します。

SECのETF審議期間

投資家を目的とし、SECは証券取引法を施行します。ビットコインETFを上場するには、SECの承認が必要であり、Cboe ETFは現在審議期間を延長され90日以内に否決 or 承認または審議期間を延長されます。

SECは合衆国法典の基、最大240日の審議期間を設けることができ、NYSEのSolidXやウィンクルボスETFも前回は240日の最大審議期間を設け審議された後、否決という形になりました。つまり、最初の45日間で審議を下すことができなかったSECは45日延長し、9月30日までに承認or否決、またはさらに審議期間を延長するということができるということです。

よって9月30日から150日が最大の延長期間であるため、最終の期限は2019年の2月までとなります。

また、審議の延期はビットコインETFの承認確率が低いというわけではなく、承認においては有利であるという見方が正しいです。

結論と考察

2年前と比較して、ビットコインエコシステムは大幅な進化をしており、CboeやCMEなどの適切に規制されたビットコイン先物が取り扱われ、機関投資家へ向けたカストディ(資産保管)サービスも次々にローンチされています。

SECが240日の最大期間を設けて審議されるということは、インフラ構築が審議中に進むということで、よりビットコインETFの承認確率が上がっていくことでしょう。

▼より詳しい内容はオンラインサロンにて
ビットコインETF完全把握マニュアル~SEC委員会の傾向分析と対策~

関連
現在のビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート
ビットコインETFは人気復活の起爆剤となるのか?~金ETF登場の歴史が示唆する機関投資家の重要性

編集部ピックアップ

マルチシグ管理の安心・安全ウォレット