業界人の予想は当たったのか?2018年のビットコイン(BTC)価格予想を検証

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業界人の予想は当たったのか?2018年のビットコイン(BTC)価格予想を検証

2018年1月1日時点で167万円だったビットコイン(BTC)の価格は、大きく下がり続け、仮想通貨業界にとって苦しい1年になりました。そんな中、さまざまな業界人が1年を通して2018年末までのビットコイン(BTC)の価格予想を発表していました。2018年も残すところあとわずか、果たして専門家の予想は当たったのでしょうか?

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アーサー・ヘイズ(Arthur Hayes):5万ドル(約570万円)

仮想通貨取引所ビットメックス(BitMEX)の共同設立者でCEOのアーサー・ヘイズ氏(Arthur Hayes)は6月29日、アメリカの放送局CNBCの経済番組「Fast Money」に出演。番組内で、「(ビットコインの)底値は3,000~5,000ドル(約34~57万円)の範囲だと考えている。米証券取引委員会(SEC)によってETFが承認されれば、年内に2万ドルもしくは5万ドル(約570万円)になるだろう」と話していました。

ヘイズ氏は11月2日に公開した「BitMEX Crypto Trader Digest」の中で新たな価格予想を発表。2,000ドル近くまで下がるとの考えを明らかにしました。

トム・リー(Tom Lee):2万5,000ドル(約280万円)→1万5,000ドル(約170万円)

米ファンドストラット社のアナリストであるトム・リー氏(Tom Lee)は1月18日に発表したレポートでビットコイン(BTC)の価格が年末までに2万5,000ドル(約280万円)に到達するとの予想を発表していました。

4月12日にはビットコインの価格が72万円近くまで下落したにもかかわらず、CNBCの「Futures Now」に出演したリー氏は、「ビットコインのリスクリワードが大きいとの確信がある。またビットコインは年内に2万5,000ドル(約280万円)に到達する可能性がある」とコメントしています。

その後ビットコインが62万円代になった11月16日、リー氏が自身の価格予想をこれまでの2万5,000ドルから1万5,000ドル(約170万円)に大幅に下方修正したことをCNBCが報道しました。

ベンジャミン・クインラン(Benjamin Quinlan):1,800ドル(約20万円)


金融サービスに特化したコンサル企業のクインラン・アソシエイツ( Quinlan & Associates)のベンジャミン・クインラン(Benjamin Quinlan)最高経営責任者(CEO)は、2018年1月14日にアメリカの放送局CNBCの経済ニュース番組「スクワークボックス(SQUAWK BOX)」に出演し、ビットコインの価格が年末までに1,800ドル(約20万円)になるとの見解を示した。

ルー・クラッセン(Llew Claasen):4万ドル(約450万円)

ビットコイン・ファンデーション( Bitcoin Foundation )のエグゼクティブディレクターを務めるルー・クラッセン(Llew Claasen)氏は、2月12日から14日まで開催されたスタートアップグラインド(Startup Grind)のカンファレンスでビットコインの価格が年末までに4万ドル(約450万円)になるとの予想を発表しました。

またビットコイン以外の90%の仮想通貨のプロジェクトが失敗に終わるとも話していました。

ラン・ノイナー(Ran Neuner):5万ドル(約570万円)

CNBCの番組「CryptoTrader」のホストを務めるラン・ノイナー氏(Ran Neuner)は2月1日、自身のツイッターに「ビットコインの価格は5万ドル(約570万円)で2018年を終えることになる」と投稿。11月1日には、5万ドルには到達しないだろうと投稿し、ツイートをプロフィールに固定表示させています。

スペンサー・ボガート(Spencer Bogart):1万ドル(約110万円)


ブロックチェーンに特化したVCのブロックチェーン・キャピタル(Blockchain Capital)の共同経営者であるスペンサー・ボガート(Spencer Bogart)氏は、5月25日に放送された「Fast Money」に出演して、「もう目標価格を明言することやめたのですが、ビットコイン価格は年内に1万ドル(約110万円)以上になると思います」とコメントしていました。

デイヴィッド・ドレイク(David Drake):3万ドル(約330万円)


LDJキャピタル(LDJ Capital)の創業者であるデイヴィッド・ドレイク(David Drake)氏は3月22日、 ブルームバーグ(Bloomberg)の番組「ブルームバーグ・テクノロジー(Bloomberg Technology)」に出演し、年末までにビットコインの価格が3万ドル(約330万円)に達するとの予想を発表しました。

トッド・ゴードン(Todd Gordon):4,000から1万ドル(約110万円)へ


投資家でアメリカの経済番組にも多数出演するトッド・ゴードン(Todd Gordon)氏は、6月22日CNBCの「Stock Draft」に出演し、ビットコインは4,000ドル(約45万円)まで下落し、年内には1万ドル(約110万)に回復すると語っていました。

フィリップ・ナン(Phillip Nunn):6,000ドルから6万ドル(約670万円)へ

イギリスの不動産投資会社ザ・ブラックモア・グループ(The Blackmore Group)の創設者で仮想通貨に造詣が深いフィリップ・ナン(Phillip Nunn)氏は1月、イギリスの経済誌「ビジネスクラウド(BusinessCloud)」の取材でビットコインが6,000ドル(約67万円)まで下がり年内に6万ドル(約670万円)になると語っています。

その理由として「まだ世界の1%以下しか仮想通貨を保有していない」と、まだマスアダプションが起きていないとし、「仮想通貨はドットコム(バブル)のようにこれから多くのことが起こり、人々が投資を始め大金が流れてくる」と話していました。

仮想通貨業界人の期待が先行した2018年

多くの専門家がビットコインの価格の上昇を期待していたようですが、2018年の価格はその期待を大きく裏切る形で終わりそうです。2019年には米証券取引委員会(SEC)がビットコインETFを認可する可能性や、ナスダックのビットコイン先物取引のローンチ計画など仮想通貨市場に影響しそうな材料があります。業界人でも先が見えてこない中、来年の仮想通貨市場はどうなるのでしょうか?

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文:Akihiko Hirata(@akkyhira)