ビットコイン(BTC)価格の激しいボラティリティ、4つの理由とは一体…?

4698

ビットコイン(BTC)価格の激しいボラティリティ、4つの理由とは一体…?

2017 Q4から2018 Q1にかけて、ビットコイン(BTC)価格は大きく上下動した。この現象は不安定、変わりやすさ、変動性さらには乱高下までを意味する「ボラティリティ(Volatility)」の1語で表現されている。(※Q4=第4四半期、Q1=第1四半期)

ビットコイン価格暴落で飛び交った「Bitcoin Bubble Brigade」の意味をご存知だろうか?

約1年前の2017年5月頃、ビットコイン(BTC)は、2000ドル(約22万円)を上回るくらいの価格を付けていた。2017年12月末になると、史上最高(ATH)の約2万ドル(約220万円)まで高騰した。そして2018年1月、ビットコイン価格は驚くべきボラティリティを示し、あっという間に半分以下の価格に下落した。(※ATH=All Time Highの略)

この現実を見て、米国では「Bitcoin Bubble Brigade」という言葉が飛び交った。直訳すれば、「ビットコインバブル旅団」だが、「君もビットコインバブルの被害を受けた仲間の1人か?」と言いたいときの表現だろう。「もうお手上げだ」という前に、この不安定な状態を呼び込んだ理由と原因を調べてはどうだろうか?以下は海外の仮想通貨専門メディアBitcoinistが取り上げたボラティリティの原因である。

需要と供給による変化

需要と供給による変化

需給のコンセプトは経済の初歩的な知識である。一言でいえば、「何かが不足すれば、需要が高まり、比例して価格も上がる」という現象だろう。

ビットコインは供給上限が2,100万BTCと決まっており、マイニング(採掘)が進み残るBTCは400万以下になっている。仮想通貨の人気が高まれば、その希少性が価格の上昇インパクトを与える。その逆も真である。破産したマウントゴックス(Mt.Gox)の管財人が、大量のビットコインを放出したニュースが入れば、価格が下がり始めたのも当然だといえる。

投機(著名な投資家による言動など)

投機(著名な投資家による言動など)

さまざまな見解、特に投資家の言動は、仮想通貨の価格に深刻な影響を及ぼす可能性がある。仮想通貨に限った問題ではなく、事実上公開取引されるすべての資産にインパクトを与える。

言い換えれば、一般投資家は、ビットコインや他のすべての仮想通貨について前向きの考え方を共有すれば、その価格は値上がりする可能性がある。逆に、ウォーレン・バフェット氏のような資産家および投資家が「ビットコインは殺鼠剤」などと言えば、間違いなく価格は下落するのだ。

仮想通貨の規制上の問題

仮想通貨の規制上の問題

大勢の人が、仮想通貨にとって法的規制は良くないと見ている。仮想通貨が誕生してほぼ10年になるが、ビットコインが有名になったのは2017年のことであり、規制当局者の目には新しい分野の問題である。新しい市場は、明白、簡明、権限のある規制以上に必要なものはなく、むしろこれから始めたいという投資家には、セキュリティと理解可能な枠組みを提供する。

規制の処理次第では、仮想通貨の価格に影響を与える。中国が2018年初めに、ICOを禁止した際には、ビットコイン(BTC)は5%下落、イーサリアム(ETH)は12%も急落した。この種の直接的な規制は、価格に予想以上に大きな影響を与えることの好例である。

内的変化(仮想通貨のフォークなど)

内的変化(仮想通貨のフォークなど)

ビットコインの魅力の一つとして、それをコントロールする単一の運営主体がないことである。しかし時々、ビットコイン・コミュニティーは、ビットコインそのもの本質的ルールを変えたいと思い、その変化の結果がスケーラビリティを付与したフォーク(分裂)である。

最も大きなフォークは、周知の通りSegregated Witness(SegWit)である。「Segwit (セグウィット)」は、トランザクションのスピードアップを狙って、ネットワークのブロックサイズが2018年に2MBから4MBに増強された。2017年7月に、このフォーク計画が差し戻された際には、ビットコインは大きなボラティリティに見舞われた結果、一時1,900ドルの下落、数日後に2,700ドルも戻すという激しい値動きとなった。

以上の4つの要因は、案外理解せずに見落としている投資家が多いかもしれない。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

関連:現在のビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考:Bitcoinist