ビットコイン(BTC)価格の急騰・急落で儲けたのはヘッジファンドマネージャー?

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ビットコイン(BTC)価格の急騰・急落で儲けたのはヘッジファンドマネージャー?

仮想通貨は2018年1月から2月にかけて、急騰から大幅な急落劇が起こりました。一時6000ドル台まで落ちたビットコイン(BTC)は、2月10日には8000ドル台、2月15日には11日ぶりとなる100万円にまで回復しました。このような激しいボラティリティ(価格変動率)の中で、“押し目買い” が浮き彫りになりましたが、主役はもちろん投機的なヘッジファンドなのでしょうか?

米大手メディアBloomberg(ブルームバーグ)は8日、投資家に急かされ、異例の月半ばにファンド資金を受け入れたファンド「Silver 8 Capital」(シルバー8キャピタル)の近況を伝えています。

一部投資家は底値買いの絶好のチャンスと判断

「Silver 8 Capital」はフィンテックなどテクノロジーに注力する米大手投資会社であり、最近はブロックチェーン技術会社に投資して利益を上げています。同社は特に、2017年には仮想通貨に強気に投資して、771%の利益を上げて、一躍投資家から注目されました。

底値買いをする投資家や一部長期投資家は、最近の仮想通貨相場を「買いチャンス」と判断しました。同社はそれら顧客の要望を受けて、通常なら月初めに受け入れる投資資金を異例の月中に受け入れたというのです。

「Silver 8」はBloombargの質問に対して、「われわれは短期の価格変動を予知する能力があるとは言わない。これら市場は過去に何度も急展開している。歴史は繰り返すとは保証できないが、この分野に長年投資してきた人にとって今は、考慮すべきエントリーポイントなのだろう」とコメントしました。

仮想通貨のボラティリティは不確実性そのもの

みずほコーポレート銀行のユーリカヘッジが発行する「仮想通貨ヘッジファンド指数」(Eurekahedge Crypto-Currency Hedge Fund Index)は、1月のリターンは、暫定値で7.6%にまで下落しました。2017年末のそれは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)を含めて記録的な1472%まで上昇しています。

「Silver 8」の共同ファンドマネージャーであるManuel Anguita(マニュエル・アンギタ)氏、Jose Suarez(ホセ・スアレス)氏は2017年末、仮想通貨の中期的な展望に確信を表明しましたが、投資家に対してはより大きな価格変動がありうると警告していました。

両氏は仮想通貨の相場について、以下のようにコメントしています。

われわれはデジタル資産に100%投資したことは一度もない。今後について、われわれは高レベルのボラティリティを予測しており、それは初期段階のテクノロジーへの投資につきまとう不確実性そのものである

ビットコイン(BTC)のショートに賭けたヘッジファンドはロングの4倍に

機関投資家の多くは、2017年の仮想通貨の急騰を傍観してしまいましたが、少数のヘッジファンド運用会社は投資に参入して、大成功を収めたということです。ユーリカヘッジがフォローする9つの2017年のリターンは1167%(暫定値)に達しました。仮想通貨ビットコインの上昇率(1403%)には及びませんが、世界全体のヘッジファンドの8%リターンとの比較では圧勝でした。

有名投資家のウォーレン・バフェット氏らは、仮想通貨をバブルと呼んでいますが、多くの富裕層、ファミリーオフィス、機関投資家が、エクスポージャーを確保する手段を探っていることは確かです。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、今年初めにビットコイン価格の下落に賭けたヘッジファンドは、上昇に賭けていたヘッジファンドの4倍に上りました。1月16日時点でも、そうしたショート(売り持ち)ポジションはロング(買い持ち)ポジションを上回っていたということです。

この1ヵ月で、ヘッジファンドがひそかに大出動していた証しではないでしょうか?

参考:Bloomberg

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