10月のBTCは底堅く推移しました。ビットコインゴールド(以下BTG)とのハードフォークも予定を前倒しして行われましたが、大きな混乱はなく、11月を迎えようとしています。BTGの付与・取扱については各取引所によって対応が違うようです。

市場は冷静に反応

今回は日足のチャートにボリンジャーバンドを載せました。

20171031日足のチャートボリンジャーバンド

期待から買われていたBTCは10月21日に一時700,000円を超える勢いでしたが、10月24日にハードフォークが実施されると下落。しかし下落局面では買い意欲が厚く、目安であるボリンジャーバンドの中心線で押し戻されて上昇に転じています。10月30日には再び700,000円を突破しました。

今月はイベントが多かったものの特にサプライズが無かったため、堅調に価格が上昇した印象です。

分散投資の需給が影響か?

このBTCの底堅さは観察していると本当に不思議だったのですが、資金の流入経路とヘッドラインを振り返ると、ある仮説が成り立ちます。BTCとアルトコインで長期分散投資をしている投資家が一時的にBTC相場に来ていたのではないかという仮説です。

というのも、リスクヘッジの観点からアルトコインとBTC両方に投資をしている投資家は、今回のBTCの分岐により無料でBTGが付与されるため、ポートフォリオのアロケーション(資産構成)をBTCへ一時的に傾けていたのではないかと推理できます。

先週まではリップルのイベント、イーサリアムのアップデート、モナコインの高騰など、ちょうどアルトコインがテーマとなる相場だったため、その材料消化から資金がBTC相場に還流したのではないかと筆者は考えています。

11月はSegwit2xが控えている

ご存知の通り今回のBTCのハードフォークはこれで終わりではありません。本命のsegwit2xという別の分岐を来月に控えています。

特に開発の問題(現在開発者が不足している)や思想的な対立など、segwit2xは直前までもつれそうな気配があります。BTGよりもsegwit2xの方が、本来市場の注目度は高いはずです。

またBTCのハードフォークによって今後似た通貨が乱発される恐れもあり、今は市場が好感していても中長期的に見れば失望を招きかねません。そのため必ず近い時期に今後ハードフォークそのものをどう扱うかという論点をクリアにしないと、酔いが覚めるように仮想通貨市場全体が下落する展開も考えられます。

11月は荒い値動きとなりそう

11月前半に取引所から付与されるBTGの価格が高くつけば、再びsegwit2xへの期待感からBTCに買いが入り700,000円超えのシナリオも見えてきますが、逆にBTGが暴落するようなことがあれば失望からBTCも一気に下落トレンドに転換するかもしれません。現在BTGの安定性と透明性を問題視する声も聞かれており、segwit2xも簡単には進まなさそうです。

ポジションの傾きを考えると10月18日の売りポジションが溜まっていそうで700,000円を上抜ければ損切りから買いが強くなることも考えられますが、そもそも今回の上昇もアルトコインからの資金流入だったと考えると、BTCを新規で買いたい投資家は買いに消極的と見ています。

そうするとやはり高値を更新するだけの買い力が足りないため、上値の重さが確認され自律調整するのではないでしょうか。一度自律調整してから上げた方が買いそびれていた人達が押し目買いを諦めて今度はしっかり買ってくるので、上昇トレンドが力強くなる傾向があります。そのような傾向を熟練の相場師は意識するので、現在の市場の恣意は下落方向なのではないでしょうか。このような観点から、11月中に大きな下落があるかもしれません。その際は、500,000円くらいまでの調整になることも考えられます。


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