8月1日に、一部のビッグブロック派が、マイノリティハードフォークを決行し、BCH(ビットコインキャッシュ)が誕生しました。

BCCやBcashなど、呼称がいくつか生まれていますが、この記事ではBCHで統一しておきます。

8月1日に誕生したBCHの価格は、二週間程度0.1BT未満を維持していたものの、先日から急に取引が活発になり価格も高騰しています。


(出所:Coindance)

本記事の執筆時点の8月19日で、取引ボリュームはオリジナルチェーンを超えていて、特に韓国のBithambでの盛り上がりが牽引しています。

本稿では、現時点で、ビットコインキャッシュについて知っておくべきことを簡単に整理しようと思います。

主要マイナーは不明

まず、執筆時点で、BCHを掘っているマイナーの大部分は、unknownであり、誰が掘っているかは分からないという状況になっています。


(出所:Coindance)
フォークを主導したと思われるViaBTC(ViaBTC自体は、自分たちが主導ではないと一度否定していますが、実質的に彼らの主導であると行っていいだろう)のハッシュレートは、わずか4%に留まっています。

その他、判明しているマイナーは、bitclubの3%のみで、残りの大部分は不明で、一部では、Bitmain系ではないかとも囁かれていますが、結局のところ分かりません。

ブロック生成間隔は、安定に向かっている

次にブロック生成間隔をみていきます。

現在は、若干不安定な時間もありそうですが、1時間にほぼ5ブロック以上が生成されています。

このあとも難易度調整が行われるスケジュールになっているので、恐らくあと数回の難易度調整で、ブロック生成間隔は安定するだろうと期待できます。

ただ、各取引所などの承認数は、安全を考え、長めに設定されていることは考慮しておくべきです。

また、8月17日には、ネットワークがスパム攻撃をうける場面がありましたが、これを8MBの容量のブロックを作成し、37,000以上のトランザクションを処理しました。


(出所:Coindance)

ビッグブロックを作成できるビットコインとしてハードフォークした、BCHですが、これが、現時点で、これまで作成された最も大きいブロックです。

オリジナルチェーンに対するマイナーの収益性比較

次に、オリジナルチェーン(*BTCのほう)に対するマイナーの収益性比較を見てみます。

執筆時点では、BCHマイニング収益性はオリジナルチェーンの160%超です。


(出所:Coindance)

また、BCHのディフィカルティは、今後調整が入るので、仮にBCHのハッシュレートが今のままで価格も今の状態をキープした場合、BTCと比べ収益性が一時二倍近く高くなるということも可能性として十分に考えられます。

これは、コアチェーンからマイナーが移動する可能性が現実的になることを示しています。

もし、コアチェーンからマイナーの大きな移動が、起こった場合、オリジナルのビットコインのネットワークが遅延することも考えられますし、ハッシュレートと価格は比例しますので、もしそうなった場合は、オリジナルのビットコインの価格が下がる恐れがあります。

また、11月にsegwit2xによるハードフォークもどうなるかは、現状定かではなく、segwit2x自体の開発は、Githubのコミットが三週間ほど止まっています。

segwit2xに賛同していたマイナーは、BCHに合流するのではないか、とも思惑を持つ人もいますし、ViaBTCは、それが合理的であるという考えをコメントしています。

また、Roger Ver (ロジャー・ヴィア)氏が率いるBitcoin.comは、BCHにコミットする可能性を示したアナウンスも行っています。

いずれにせよ、今後も、ビットコインキャッシュは、これから始まるsegwit2x政治ドラマでも、ひとつの注目されるトピックになることは間違いありません。

なお、本記事で用いた数値などの情報は、全て、執筆時8月時点でのものを参照しています。

ビットコインキャッシュに関する上記のようなデータは、https://cash.coin.danceが、見やすくてお勧めです。