ビットフライヤー「miyabi」・Zaif「mijin」とは?ブロックチェーン技術利用システム開発に期待高まる

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ブロックチェーン

国内の企業では様々なブロックチェーン技術を採用したコインが紹介されております。今回は、その中でも代表的な仮想通貨についてご紹介したいと思います。

【取引所運営会社が開発しているコイン】
「miyabi(ミヤビ)」開発:ビットフライヤー(bitFlyer)
「mijin(ミジン)」開発:テックビューロ(Zaif/ザイフ)

ビットフライヤーのmiyabi(ミヤビ)とは?

miyabiイメージ

miyabi」をご存知でしょうか?「ブロックチェーン2.0技術」を用いた「bitFlyer(ビットフライヤー)」が開発している分散処理システムの名称です。

2015年12月にプロジェクトが開始され2016年11月には3大メガバンクとデトロイトトーマツによる実証実験が行われて日銀の報告書までも公開されておりました。

2016年ブロックチェーン研究会報告書出典:当時のブロックチェーン研究会報告書より

唯一の情報として、全銀協(全国銀行協会)のパートナーベンダーとして2017年9月に選定されています。ちなみに国内ではbitFlyer含む4社が選定され、他の3社は「株式会社エヌ・ティ・ティ・データ」、「株式会社日立製作所」、「富士通株式会社」となっております。

miyabiの特徴

下記に、miyabiの特徴を解説します。

miyabiのネットワークは、異変が起きたノードを切り離し、正常に動作していたノード同士をつなぎ合わせて再生稼働させる仕組みが特徴的です。

実は詳細がここまでしか世に出ておらず、このプロモーションは2016年の12月に発表されております。

参考:bitFlyer

すでに1年以上が経過したため、開発は進んでいるでしょうが、前述どおり、日銀をはじめ、巨大企業とタッグを組んでやっているためか、企業秘密で開発が進んでいるのかもしれません。

プライベートチェーンとして開発が進んでいるようで、トランザクション処理量の増加も最終リリースを楽しみに待ちたいところです。

金融機関好みのネットワークというわけですね。

この発想はリップル(XRP)の狙っているネットワークとバッティングする可能性が高そうです。
リップル(XRP)好きの方ならこのmiyabiにも関心を示す投資家が多いのではないでしょうか。

Zaifのmijin(ミジン)とは?

一方、テックビューロ(Zaif/ザイフ)のmijinを紹介します。

mijinイメージ
出典:http://mijin.io/ja/

「世界初!mijinとHyperledger Fabricを連携。ジャパンネット銀行とテックビューロが、契約書締結過程でのブロックチェーン適用を検証開始。ペーパーレスおよび業務効率化を目的とし、ブロックチェーン技術の有効性を検証」

といったニュースが流れてきました。

その内容は、ジャパンネット銀行は「mijin」、富士通は「Hyperledger Fabric」で構築したシステムにより相互のブロックチェーンデータを参照するシステムの実証実験であるとのことだったのです。

以下に公表されている概念図を示しておきます。

公表されている概念図
出典:世界初!mijinとHyperledger Fabricを連携。 ジャパンネット銀行とテックビューロが、契約書締結過程でのブロックチェーン適用を検証開始。

富士通はこの案件2つとも絡んでますね(笑)

実証実験の結果は、2018年3月30日に報告会が行われるそうです。
それまで、このシステムが稼働しているそうです。

mijinは他に「アララ株式会社」と店舗向けのハウス電子マネー/CRMサービス「point+plus(ポイントプラス)」における実利用を想定し、mijinシステムにより電子マネー勘定システムにおいても、mijinによるブロックチェーンは秒間50トランザクション以上の取引を安全に処理することが確認できたとの事です。(2016年10月時点)

mijinもmiyabi同様にブロックチェーン技術を利用した分散処理システムであり、他に国産システムとして「Iroha」、「Orb」、「Keychain」などがあります。

Catapult(カタパルト)

またCatapult(カタパルト)はmijinの新バージョンであり、NEM(XEM)との相互プロジェクトとして(2016年5月20日)住信SBIネット銀行とも提携されました。

「Catapult」はAPIゲートウェイとブロックチェーンノードを完全に分離したシステムであり、エンタープライズ向けのプライベートネットワークにも対応する汎用システムとして利用可能です。

実験の環境イメージ
出典:SAKURA Internet

これらの実証実験は直接仮想通貨との接点はありませんが、実用段階になればNEM(XEM)やリップル(XRP)、さらに新たな国産仮想通貨などとの連携も十分に考えられます。

現時点で仮想通貨とは別次元とはなりますが、従来の電子マネーに近いブロックチェーンを使った通貨発行を試みる大手銀行の動きも見られます。

NEMはパブリックチェーンとして稼働をさせますが、mijinでは、プライベートチェーンで稼働させ、企業経営側がネットワークを自由に構築できる仕組みとなっております。

うまく連携し、ニーズに併せた選択がユーザー側にできそうですね!こちらも開発とテスト結果に注目です!

大手金融機関の仮想通貨開発が進む

その他、既存の金融機関も日本円とペッグさせた仮想通貨の開発が急がれております。

MUFJコイン

三菱UFJフィナンシャルグループは2016年2月からMUFJコインの実験を開始。
1MUFGコイン=1円と固定
2018年つまり今年春に一般公開を目標に。

みずほマネー

2016年12月に日本IBMと開発。
1みずほマネー=1円と固定
その後2017年9月みずほフィナンシャルグループとゆうちょ銀行、横浜銀行始め70の地銀により、「Jコイン」を発表。

しかし、これらのシステムは日本国内のみの送金システムとして考えられます。
既存の送金システムのパワーアップバージョンとしてリリースを目指しているのでしょうか?

今後の開発に期待ですね!

スマホを利用したキャッシュレスの仕組みは既に「Quickpay」や交通系カード「Suica」等で実用化されていますが、これらの市場に銀行系がどのように協業または切り込んでくるのか・・・。

さらに共通通貨としてNEM(XEM)リップル(XRP)がどう絡めてくるのか、通貨(金融)市場の大転換期となるのではないでしょうか。