韓国取引所ビッサムが独自トークン「Bithumb Coin」を発行計画、シンガポールでICO実施か?

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韓国取引所ビッサムが独自トークン「Bithumb Coin」を発行計画、シンガポールでICO実施?

Bithumb Coin(ビッサムコイン)発行計画が発表

韓国国内最大手の仮想通貨取引所であるBithumb(ビッサム)が独自通貨である「Bithumb Coin (ビッサムコイン)」発行計画があることを発表した。現時点(記事公開時)で、大まかな発行量、発行日時などは未定である。同時に、プライベートセールによる独自通貨の配布を機関投資家や大規模な投資ファーム向けに検討中であることも発表された。

現在、韓国国内ではICOが禁止されている。
この理由からビッサム経営陣は、国外の有力候補地としてシンガポールでの発行を検討しているようだ。

ビッサム以外にも、2018年初頭には韓国で9割近いシェア数を誇る通話アプリKakao talk(カカオトーク)を提供するkakaoが、独自取引所Upbitの設立発表とともに、スイスに拠点を置くブロックチェーンベンチャーからKakao名義のICOを行うことを発表したばかりである。ここにきて韓国仮想通貨業界は大きな動きを見せている。

Bithumb(ビッサム)とは?

ビッサムは韓国国内最大手の取引所である。国内での取引シェア数は優に7割を超える。また、取り扱い言語、通貨が非常に豊富で国際的な人気を博しており、現時点で総取引量は世界10位圏内に位置している。世界規模の仮想通貨取引所だ。

取引所としての業務だけでなく、仮想通貨の現実社会での利用に向けてこれまで様々な取り組みを行ってきた。2018年には韓国でキオスク事業に参入することを発表している。韓国でのキオスクとは日本で一般的に目にする小売業態の売店のことではなく、カード決済などが可能なマルチメディアデバイスが韓国ではキオスクと呼ばれている。レストランでの注文などを行う際に使われるのが一般的だ。

これ以外にも日本人にとって身近なところでは、空港の税金払い戻し機としても利用されている。ビッサムはキオスクメーカーと提携を結び、韓国国内に多くあるキオスク端末にて仮想通貨での取引ができるようになることを目指している。

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また、韓国の旅行サイトであるWith inovacion Corpと提携も発表している。この提携により、With inovacion Corpが掲載している国内5万件以上ある宿泊施設にて、仮想通貨による取引が可能になる見通しだ。

このようにビッサムは依然として仮想通貨に対する風当たりの強い韓国国内で精力的に活動している。

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その他企業でも独自通貨発行計画が着々と進む

2018年に入り、ビッサム以外にも多くの企業が独自仮想通貨の発行計画を発表している。何もそれは仮想通貨関連企業だけではない。

日本ではまだ企画段階ではあるが、楽天が独自通貨「楽天コイン」と、取引所の設立構想を発表している。また同じくIT企業であるサイバーエージェントも2019年を目処に独自の仮想通貨を発行、自社ゲームでの利用が可能になるようなサービスを計画している。IT企業以外にも、三菱UFJ銀行が独自通貨「MUFGコイン」と取引所の設立計画を発表している。

現時点でいずれも大きな動きはみられていないが、2018年はこれまでのスタートアップによるICO発行以外にも既存企業による独自通貨の発行が続く見通しだ。

参考:Financemagnates