Bitmainの資金調達を巡る錯交。テンセント、ソフトバンクもプレIPOラウンド投資をしていないと否定

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Bitmainの資金調達を巡る錯交。テンセント、ソフトバンクもプレIPOラウンド投資をしていないと否定

Bitmain(ビットメイン)のIPOに関する情報が錯交しています。
これについて、執筆時点(8/23)で状況を解説します。

Bitmainの資金調達(IPO関連)の情報が錯交

まず、下記のコインテレグラフの取材によると、BitmainのプレIPOラウンドに、DST Globalも、ソフトバンクもテンセントも投資をしていないということが明らかになりました。ソフトバンクは、ビジョンファンドからも投資を行っていないとしており、これらの投資は本当に行われていないと考えることが正しそうです。

参考:DST Global Denies Bitmain IPO Investment Few Days After SoftBank, Tencent’s Involvement Called Into Question

BitmainのプレIPOラウンドに関しては、そもそもの元は中国のメディアによるリークという形がニュースの発端でした。

参考:Sequoia Capital China Said To Invest In Bitmain’s $400M Pre-IPO Round

それによるとSequoia Capital Chinaが投資をリードして、少なくとも文面からはSequoia Capital Chinalからヒアリングをしたうえでのニュースのように見えます。

Sequoia Capital系列は、グローバルでトップのベンチャーキャピタルです。

本当にヒアリングをしているのならば、という前提つきですが、それは信頼できる情報であると他の人も考えるし、これを見た多くのメディアがニュースとして報じました。

BitmainのCEOのJihan氏は、最近のBitmainに関するニュースはほとんどがフェイクニュースであるとコメントをしました。

関係者沈黙の2ヶ月間、考えられる可能性

とはいえ、BitmainのプレIPOラウンドのニュースが最初にでたのは6月。
2ヶ月もの間、Sequoia Capital ChinaもBitmainも、テンセントも、ソフトバンクも、全ての関係者がこのニュースに対して、一切ノーコメントであったことは不自然だと言えます。

考えられる可能性としては、実際に投資交渉の席はあったもののクローズ前になぜか第三者にリークされ、結局クローズに至らなかった、など可能性が想像されますが、真偽はわかりません。

また、Coindeskも8月に入り、Bitmainの上場に関係をする記事で、「ある信頼できる筋による弊メディアが入手した情報によると~」というような書き出しで記事を出していました。

参考:Crypto Unicorn Bitmain Weighs $18 Billion IPO, One of World’s Largest

しかし、業界最大手Coindeskが記事をだしたということは、それなりのリーク元だったとも推測できます。

いずれにしても、現在、BitmainのIPOを巡りどのようなものが渦巻いているかは不明ですが、この規模のIPOでここまで怪しさが漂う上場劇も珍しいと言わずにいられません。

今後の動向が見守られます。

筆者が主催しているd10n labで配信をしたレポート全体では、より電気代が安い地域のマイナーの状況、BitmainをはじめとしたASICメーカーは今どうして一斉に上場をしようとするのか、様々な数字をもとに仮説をレポートしています。

▼d10n lab 未来を思考するための離合集散的コミュニティ
https://d10nlab.com/

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