仮想通貨・ブロックチェーンバブルに群がる中国の”微商”たち

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仮想通貨・ブロックチェーンバブルに群がる中国の”微商”たち

一般投資家がブロックチェーンと仮想通貨に関する大量の情報網にまだ惑わされていた時、ビジネスチャンスを最初に感じ取ったのは中国最大のユーザ一数を誇るSNSアプリ微信(WeChat)でビジネスを行う ”微商” という人々だ。

ブロックチェーン業界は技術系とモデル系に分かれる

中国メディア ”ソースチェーン(源鏈)” の従業員は ”中国ビジネスニュース” 記者の取材に応えた。

「ブロックチェーン業界の企業は主に、技術系企業とモデル企業の2種類に分けられます。技術系企業はたいてい20人ぐらいの規模で、従業員の多くはIT系企業出身。そうした企業は業界にわずか数百社しかありません。もう一つのモデルブロックチェーン企業は、いくつものコミュニティを運営し、ICOを売り込むことで生計を立てています。そういう企業の従業員は “微商” をやっていた人が多いです。」

多くのブロックチェーン専門家によると、現在のモデル系企業の従業員は堅く見積もっても十万人以上はいる。大規模なICOが実施されるごとに、そのICOの名前にいくつかの文字を追加したり、多少の変更が行われたりして、新たなICOプロジェクトがそこから生まれる。

WeChatなど多くのグループを持ち、積極的に活動する微商

ブロックチェーン関連のフォーラムやマーケティングセミナーなどの参加者のほとんどは、ネットワークリソースを積極的に拡大している ”微商” である。彼らの多くは、すでに自らWeChatグループ、QQグループ(中国で普及しているメッセンジャーサービス)など500人ぐらいのビジネスコミュニティを持っている。そういうコミュニティはICO発行者が一番求める潜在顧客群でもある。

現在、パブリックブロックチェーンプラットフォームを通してスマートコントラクトを書けば、企業は容易に独自の仮想通貨を発行することができる。その宣伝手法は、主に有名人を招待して発表を行うマーケティングセミナー、フォーラム、セミナーなど。そしてこうしたコミュニティー・オペレーターが仮想通貨プロジェクト、ICOを来場者に紹介する仕組みである。

実際、仮想通貨を発行する会社は、さまざまなチャネルで微商のようなコミュニティ運営能力を持つ人を探しており、出している条件も魅力的だ。求人サイト ”智联” には勤務経験1~2年、ブロックチェーンプロジェクトやインターネットコミュニティ運営の経験者、年間給与6万~12万人民元(約96万円~約192万円)といったコミュニティ運営責任者の求人情報は溢れている。

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参考:Sina