ブロックチェーン技術とAI/ML(人工知能と機械学習)の相乗効果は計り知れない…

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ブロックチェーンとAI / MLの相乗効果は計り知れない

五月雨まくら(@samidare_makura)です。
今回は、ブロックチェーン技術が人工知能(Artificial Intelligence)と機械学習(Machine Learning)と、どのように協力し合うかについて、解説します。

AI/MLモデルとブロックチェーン

人工知能(Artificial Intelligence)と機械学習(Machine Learning)は、2017年に指数関数的な進化を遂げました。ベンチャーキャピタル(Venture Capital)は前年度の2倍になる120億ドルをこれらの分野に資金提供しています。

それらと同時に、ブロックチェーン技術は革新的な分散型ネットワークの基盤を築いています。
2017年にブロックチェーンのスタートアップが調達した資金の総額は、50億ドル強となりました。人工知能がブロックチェーン技術を必要とするかどうかについて意見を交わす必要はないでしょう。分散型インフラストラクチャーは、今後5年~10年にかけて急速に発展していきます。ただ、このような世界を実現するためには、数多のプロトコル層と基本インフラを構築しなければなりません。

APIと暗号通貨

AI/ML モデルの課題は、学習するために十分なデータを持っているかということです。AI/MLコミュニティがより多くのデータセットを手に入れるには、分散化が最適です。なぜなら、大量のユーザを持つ企業だけが、それらにアクセスできるからです。

“Numerai”というヘッジファンドは、AI/MLによるインテリジェンスを株式市場を結びつけようと試みています。彼らの目標は、AI/MLを経済資本をコントロールするために利用できるAPI(Application Programming Interface)にすることです。

APIはデータセットをAI/MLに提供してトレーニングを行い、AI/MLは予測をNumeraiに返します。そして、暗号通貨がAI/MLが使用でき、理解可能な唯一な通貨として機能するでしょう。

実践的アルゴリズム

研究論文を理解して、それらをブロックチェーン上で実装することは、簡単な仕事ではありません。なぜなら、分散型のアルゴリズムを開発する必要があるからです。Singularity NETのような企業は、AI/MLシステムを相互に通信可能にして、管理者はデータコンテンツを収益化して作成することができます。

Cortex Virtual Machineは、Cortexの社内仮想マシンです。イーサリアム(Ethereum)のように、人工知能ベースのスマートコントラクトを実行可能にする安全で信頼できる環境を提供します。同社はComputing Power ProviderとAlgorithm Providerを接続することによって、人工知能コミニティ全体のコラボレーションを実現します。

コンピューティング・パワー

世界中のチームが、トレーニングデータと研究アルゴリズムを手に入れ、ブロックチェーン上で動作するように取り組んでいます。最も肝心な部分は、未使用のコンピューティンング・パワーを利用して、AI/MLを稼働させることです。世界初の分散型コンピューティングパワー市場を持つGolem(ゴーレム)は、人工知能プロジェクトと計算能力のギャップを埋めることを目標としてCortexと提携します。

近い将来に向けて

AI/MLとブロックチェーン技術は相乗効果が存在しています。これにより、イノベーションが次々と生まれる可能性を秘めています。それを占うように、AI/MLとブロックチェーンを接続させようとするプロジェクトが数多く生まれています。これからどうなるのか、とても楽しみですね。

以上、五月雨まくらでした。

参考:BTCMANAGER