ブロックチェーン分析会社が国や取引所ごとのビットコイン(BTC)フローマップを更新

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ブロックチェーン分析会社が国や取引所ごとのビットコイン(BTC)フローマップを更新

ブロックチェーンの調査とブロックチェーンエコシステムの包括的な見解を提供しているクリスタル(Crystal)が7月14日、自社サイト内で発表している国際的なビットコインの資金フローの分析レポートを更新した。この資金フローは四半期ごとに更新されており、今回の更新により2013年から2020年6月までの資金フローが確認できるようになった。

22020年上半期の取引所間送金のビットコイン総量は35%増

今回の資金フロー更新とともにクリスタルは、2013年から2020年前半の調査結果概要をまとめている。この発表によると仮想通貨取引所の登録数が多かった国は、英国(50)、香港(27)、シンガポール(26)、アメリカ(26)だった。なお調査対象の取引所の約17%が登録国なし、あるいは登録国に関する情報が未公開となっている。

2013年に取引所間で転送されたビットコイン総量の91%が、G20に含まれている国や地域から送られていた。2020年上半期では、これらの国や地域から送られているトランザクション量が45%に減少している。

2019年上半期に取引所間で送金されたビットコイン総量は245億ドル(約2兆6,200億円)相当だった。2019年全体では516億ドル(約5兆5,200億円)相当だった。これに対して、2020年上半期の取引所間送金のビットコイン総量は330億ドル(約3兆5,300億円)相当と、2019年上半期と比較すると35%増加したことになる。

ビットコイン受取・送金額はセーシェルが首位

今回更新された資金フローでは、国や地域別のビットコイン受取額と送金額が発表されている。この発表によると受取額、送金額首位となったのは、東アフリカの島国セーシェルだった。

7年半の間での同国登録取引所のビットコイン受取額は645億ドル(約6兆9,000億円)相当、送金額は805億ドル(約8兆6,100億円)相当である。なおセーシェルには、100倍レバレッジなどで知られるビットメックス(BitMEX)などが登録している。セーシェルに次いで、アメリカ、リヒテンシュタイン、イギリス、マルタなどが上位となった。同期間の日本のビットコイン受取額は129億ドル(約1兆3,800億円)相当で7位、ビットコイン送金額は165億ドル(約1兆7,600億円)相当で5位である。

参考
Crypto Regulation Continues To Progress Despite COVID-19 Pandemic
International Bitcoin Flows Analytics Map from Crystal Blockchain

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文:かにたま