ブロックチェーン企業のオアシスラボがBMWとプライバシーに関するプロジェクトで協業

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ブロックチェーン企業のオアシスラボがBMWとプライバシーに関するプロジェクトで協業

ブロックチェーン技術を用いたプライバシーファーストのクラウドプラットフォームの開発を行うオアシスラボ(Oasis Labs)は12月9日、次世代のデータプライバシーテクノロジーを構築するために、自動車メーカーのBMWグループと協業することを発表した。既に両社の協業は動き出しており、初期段階のプロジェクトは開始している。

オアシスラボとBMWのプロジェクト

今回オアシスラボとBMWは、「差分プライバシー(Differential privacy)」を活用し、個人情報の新しいアクセス方法の確立を目指したプロジェクトを始動させた。

この差分プライバシーは、統計データから特定個人に関する情報を収集したり、データベース内の特定項目の情報にアクセスすることができない。調べることができるのは、総計だけだ。

オアシスラボの発表では、従来のプライバシーの管理の問題点の例として、従業員数と平均給与を挙げている。従業員数と平均給与の2つが分かっていれば、組織全体の給与を計算することが可能。ここに新しい従業員が入った場合、新入社員の分だけ全体給与が変化する。この変化分から、新しい従業員の給与という個人情報を特定することができる。このような事態を避けるために差分プライバシーでは、特定項目の情報に広くアクセスすることを禁止する。

データの取り扱いの未来へ

差分プライバシーの利用テストは、オアシスラボとBMWの協力して、既に初期段階に入っている。これにより内部チームと外部パートナーの両方が、コンプライアンスの遵守、ユーザープライバシーの保護をしながらデータにアクセスできるようになる。

またすべてのアクセスは台帳に記録され、誰かがデータを調べると、結果を表示する前にオアシスラボプラットフォームでチェックされる仕組みとなっている。

オアシスラボは今回の取り組みについて、「業界のリーダーと協力して新しいデータプライバシー慣行とテクノロジーを現代の世界にもたらす1つの例で、責任あるデータ経済に一歩近づくことになる」としている。

参考
Driving Innovation with Differential Privacy

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文:かにたま


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コインチョイス編集部
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