現在のブロックチェーンの問題点、Enigma(エニグマ)のビジョンとは?

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現在のブロックチェーンの問題点、そしてEnigma(エニグマ)のビジョンとは?

1990年代からインターネットが商業や文化に影響を与え始め、急激に成長し始めた。情報は共有化され、そこに障壁はなくなりつつある。そして、2008年のビットコイン(Bitcoin/BTC)の登場により、ブロックチェーンテクノロジーに注目が集まった。

インターネットであらゆることが共有化される中、ブロックチェーンテクノロジーによりそのオリジナル性を担保できるようになり、また、スマートコントラクトの登場で契約内容が確実に担保され実行されるようになった。

これらの仕組みにより、私達のライフスタイルは変化していくその最中にいるように思う。そして、Enigma(エニグマ)の目指す技術により、ブロックチェーンやスマートコントラクトをより成長させ、実用的なものとすることができる。

Enigma(エニグマ)のシークレットコントラクト

Enigmaのシークレットコントラクトによって、スマートコントラクトにプライバシーが得られ、より優れたアプリケーションが可能となる。過去20年間のインターネットの主なテーマには、組織や政府に多くの権限が集中していることがあった。

権限を集中させないようにするために、分散型のインターネットを形成する必要がある。分散アプリケーションは、止まることなく、検閲者に耐性があり、透明的であるというメリットがある。これらは、セキュリティを強化する重要なものである。

ブロックチェーンの問題点

ブロックチェーンは、Facebook、Google、銀行などのように、単一の組織へのデータを信用するのではなく、多勢のネットワークに信頼を置く必要がある。この目的のために、ブロックチェーン上のデータはパブリックになっている。

パブリックであるがゆえの問題点

企業や組織は、機密性の高いデータをパブリックとして公開することに同意できない。例えば、Amazonがデータセンターにある全てのデータを公開するとしたらどうだろうか?→Amazonは現存できなくなってしまう。ウェブの技術基盤を設計するには、プライバシーを念頭に置いて設計する必要があるのだ。

シークレットコントラクトという新しい概念を提案

シークレットコントラクトは、データを完全に隠すことができるため、正当性を解決するだけでなく、プライバシーに関しても解決するという点がある。ユーザーとアプリケーションでは、機密データを安全に保管できる環境で動作することができる。

現在のプライバシーソリューションの改善

ブロックチェーンのプライバシーに関する対策は、主にトランザクションを隠すことに限定してきた。いくつかの技術が提案されている。(coinmixers、confidential transactions / pedersen commitments、ring signatures、zero-knowledge proofsなど)これらは、スマートコントラクトのプライバシーには一般化しにくい。

ゼロ知識証明(zero-knowledge proofs)は重要な技術と成果を上げているが、すべてのプライバシー問題の事実上の解決策としてはあまり表現されていない。ゼロ知識証明は、データへのアクセス権を持つ当事者がデータを公開することなく、他人にクレームを証明したいときに便利。複数の当事者を含む計算を外部委託したい場合、すべてのデータを参照することで信頼できる当事者は1つではなくなる。

シークレットコントラクトを有効にするには、ブロックチェーンではまだ探究されていない他の技術を検討する必要がある。スマートコントラクトの場合、主な技術要件は分散されたコンセンサスであるが、真に分散されたアプリケーションやソリューションを作成するには十分ではない。

Enigmaのシークレットコントラクトは、『Secure Computation』と呼ばれる暗号理論の領域からアプローチする。これは、暗号化されたデータの計算を可能にするさまざまなテクノロジーの包括用語。計算を実行して検証する機能を維持しながら、ネットワーク内のノードから状態自体を隠すことができる。

Enigmaでは、シークレットコントラクトとそれを実現するアプリケーションを実現することに焦点を当てる。真に分散化を実現するために必要なものとなると考えている。

Enigmaは、必要なデータの機密性を保持しながら分散ネットワークで計算を行い実行する事ができる。このテクノロジーとブロックチェーンの複合で、私達のライフスタイルはどう変化していくのだろうか?この変化についても、今後考えていきたいと思う。

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参考:EnigmaCEOのMedium