ブロックチェーンによるスマートシティの実現にわくわく!3つの応用事例を紹介

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ブロックチェーンによるスマートシティの実現にわくわく!3つの応用事例を紹介

ブロックチェーン技術は、社会とビジネスに大きな変化をもたらしています。そして現在、五月雨(筆者)が注目することの1つとして、ブロックチェーン技術による「スマートシティ」の実現があります。

そもそも、スマートシティとは何か?

スマートシティという言葉の認知度は高いと思いますが、意味を正しく理解している方は少数なのではないでしょうか?スマートシティの定義の1つは以下の通りです。

A smart city is a municipality that uses information and communication technologies to increase operational efficiency, share information with the public and improve both the quality of government services and citizen welfare. (スマートシティは、情報通信技術を利用して業務効率を高め、市民と情報を共有して、行政(企業)サービスの質と市民の福祉を向上させる自治体です。)

TechCrunchによると、そのような都市は、持続可能性、経済の成長、人口の増加、効率的なエネルギー網の実現にプラスの影響を与えるようです。

ブロックチェーンベースのスマートシティ応用事例

ブロックチェーンは、スマートシティの構築にどのように貢献できるのでしょうか?ここでは、具体的な3つの事例を紹介します。

事例①:再生可能な電力網の基盤

ブロックチェーン技術は、マイクログリッド(小規模発電網)地区を生み出すことで、都市のエネルギーネットワークを変革します。

これらの地区は、例えば、屋根に設置したパネルを介してソーラーエネルギーを手に入れる住宅間のグループです。彼らは、ネットワークを通じて相互に通信し合い、再生可能エネルギーを利用しない大手のエネルギー供給者の手を借りずに、リアルタイムで電力を販売または購買します。

イギリスではすでに、ロンドンの「Repowering」というプロジェクトを実験しています。ここでは住宅が、ブロックチェーンベースのプラットフォームで機能します。これらのシステムは、住宅が日常的に消費する電力量とまったく同じ電力量を確保して、エネルギーを無駄に消費することを完全に無くします。このプロジェクトの最終的な目的は、住宅のエネルギー消費量をゼロにして、もしエネルギーが余るようであればそれらを販売することで収入を得ることを可能にすることです。

事例②:車の運行情報の販売基盤

市民が自らに関する情報を企業に販売して報酬を得ることをサポートするプラットフォームもあります。例えば「Hewlett Packard Enterprise」では、車の持ち主が車の運行に関する情報をEdgeline サーバに保存して、ブロックチェーン上で記録することができます。道路の破損や渋滞などのデータは、市の管理者にとって需要があり、販売することができます。これにより、市の管理者がこれらの問題に対して、即座に対応することを促すことで、都市をより良くすることにつながります。

事例③:ホームレスのための福祉基盤

ブロックチェーン技術により、ホームレスの人たちに対する福祉プラットフォームを提供するプロジェクトも存在します。イギリスとオーストラリアはすでに、このようなプロジェクトに資金援助をしています。

ブロックチェーンは、Tracking(追跡性)、Transparency(透明性)、Rapid(迅速性)のある取引に適しており、彼らに対する人びとの生活を支援できる有望なプラットフォームです。政府はホームレスの人たちが、必要品ではなく嗜好品を購買していないか監視することができます。前者ではなく後者を選んでしまう人たちに対して、適切なカウンセリングを行うことで援助することができます。

五月雨(筆者)の考察と感想

ブロックチェーンの応用事例は数多くありますが、スマートシティの構築とブロックチェーン技術はとても相性が良いと考えています。例えば、ブロックチェーン技術を利用すれば、市民と行政(企業)が直接的にコミュニケーションすることが可能になるだけではなく、情報のやり取りを確実に管理することができます。それらの情報はさまざまな用途があり、今後も多くの事例が生まれそうですね。

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参考
Fortune
IoT Agenda
EconoTimes