ブレイブ(Brave)が広告を見て仮想通貨をもらえる仕組みを公開、そのシステムとは?

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ブレイブ(Brave)が広告を見て仮想通貨をもらえる仕組みを公開、そのシステムとは?

ブレイブ(Brave)が1月15日、テスターと開発者向けに、広告を閲覧することで、BAT(Basic Attention Token)トークンを貰えるシステムの試験導入を始めたことを発表しました。

ウェブ広告を見るだけでトークン獲得

Braveが開発しているBrvaeブラウザでは、基本的に広告がブロックされます。デフォルトでは広告無しですが、任意の設定で「3 ads per hour(1時間のうちに3広告) 」のように調整をして、自身のブラウジング使用履歴に合うような広告を表示することが出来るようです。

しかし、ユーザーデータを外部に送信することなく、ブラウザ内でマッチングするようにプライバシーを配慮した設計になっているとも明記されています。

そしてユーザーの注意を得たと判定をされると報酬のBATトークンがブラウザに組み込まれたウォレットに配られるとしています。報酬のBATトークンは広告主が支払います。
収益分配率は、フェーズ1ではユーザー:Brave=70:30、フェーズ2ではユーザー:Brave:サイト=15:15:70と発表されています。

このトークンを広告を見たユーザーに還元するモデル設計は、BATがICO(イニシャル・コイン・オファリング)時から想定していた機能です。

BATが構築する経済圏が、それぞれに与えるメリットは以下のように、説明されています。

BAT経済圏のメリット図
出典:basic attention token

ユーザー:広告を見ることでプライバシーデータを晒すことなくリワードを得られる。

アドバタイザー:ROIを高めることができ、正確なターゲティングができる。

パブリッシャー:ユーザーのアテンションに基づきリワードが得られる。精度が高い広告の効果測定ができる。

BAT(Basic Attention Token)とは?

BATは、インターネット広告の健全化を目指すプロジェクトです。

Braveのブレンダン・アイヒ(Brendan Eich)最高経営責任者(CEO)は、現在最もメジャーなプログラミング言語のJavaScriptを開発したり、サードパーティクッキーの開発、ウェブブラウザのFirefoxの開発に貢献など、インターネットに多大な影響を与えてきた人物です。

インターネットの発展に多く関わってきたアイヒ氏が、近年、強く主張しているのが、ウェブは自由な空間ではなくなってしまったということです。

具体的には、

  1. ユーザーのインターネット上の行動は全てトラッキングされる。
  2. 広告がデータ容量を食いつぶす。
  3. 無作為な広告が溢れているから、ユーザーは広告を尊重せず、広告ブロッカーなどのアプリを使っている。
  4. コンテンツ提供者は、広告以外のマネタイズをしにくい。

などの問題を指摘しています。

アイヒ氏が2015年に設立した、Brave Softwareは、これらの問題を解決するために作られた会社ともいえます。同社は、すでに、ウェブブラウザのBraveをリリースしています。データのトラッキングをせず、広告を表示させず、読み込みが非常に早い、良いブラウザです。

同社のブラウザは、前述した①と②を解決します。そしてトークンを組み込むことで③と④も解決をしようとすることが同プロジェクトの狙いです。

まだ一般ユーザーが気軽にトークンをアテンションに対するリワードでもらう拡張機能は使うことは難しいですが、日本語を含む多言語化もされているブラウザであり、試す価値がある良いブラウザです。
ブラウザはこちらからダウンロード可能です。

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参考
Brave


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