AntpoolがセルフGOX?!ビットコイン暴落の要因を分析

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ビットコインイメージ

どうも墨汁うまい(@bokujyuumai) です。仮想通貨の主軸通貨であるビットコインは、世界中の取引所が基軸通貨として通貨ペアを用意し、取引所にアカウントを作ることができれば世界中どこでも取引できるためとても重要な通貨となっています。

1月16日、日本最大の取引所bitFlyerが現物とデリバティブ取引となるbitFlyer FXの乖離を解消するための対策を発表。更に中国がビットコインを全面禁止するなどの報道によりbitFlyer FXはサーキットブレイカーが4度発動し、最大90万円の下落を記録。これが引き金となりビットコイン価格はUSD建てで10000ドルを切り去年と同様の年始大暴落相場となりました。

本項ではアルトコインの基軸となるビットコインのテクニカル分析を行いました。

中期的下落トレンド

まずUSD最大の取引所Bitfinexの日足を確認すると世界最大の先物取引所CMEとオプション取引所のCBOEのビットコイン先物上場。更には2018年のナスダックのビットコイン先物上場の報道による影響によりビットコイン価格を約4倍にした11月中旬からの上昇トレンドを12月20日ブレイク。

12,500ドルをサポートラインに反発していたものの、期待されたビットコイン先物の影響は低く、出来高は収束したことにより下降三角を形成しはじめていました。1月10日に雲へ突入し、bitFlyerのサーキットブレイカー4回発動が決め手となり、4,000ドルの下落により突き抜けサポートラインを大幅に割ってしまいました。今回のこの大幅な下落原因が現物にペッグしないビットコインデリバティブのbitFlyer FXであるため黄色の丸の所で200日線で反発。元のサポートラインである12,500ドルのラインを目安にどこまで回復できるかが重要となります。

ビットコインチャート分析
出典:Cryptowatch

底打ちのシグナル

18日、USDはついに1万ドルを割、最低価格となる9,231ドルを記録します。ですがここで多くの買いが入り教科書通りの様な綺麗な逆三尊を形成。10,300ドルを基準とし緑の丸の所で雲と200日線を抜け底を打ちました。

ここ最近のビットコイン相場では稀にみるほどの綺麗な底打ちであり、一時bitFlyerの現物とFXとの価格がほぼ0となりロングのロスカット連鎖が終わったため綺麗に反転。投機マネーが大幅に抜け、技術の進歩以上の価格高騰の調整となりました。

ビットコインチャート分析
出典:Cryptowatch

着実な回復

最後に1時間足を確認すると、直近の1月7日からの下落トレンドをレジスタンスラインで反発(黄色い丸)した所にbitFlyerのロスカット連鎖により、下落トレンドが継続している形となっています。

上記で説明した様に、逆三尊で底を売った後回復を見せており、出来高が大幅に収束し減少しているため、ロスカット連鎖とリミット狩りが落ち着いたと考えられます。出来高が収束している点と雲を抜けようとしている点、11,600ドルのレジスタンスラインを境に上昇三角を形成している点から短期的には長期下落トレンドのサポートラインだった12,500ドルを目指して回復していくと考えられ、bitFlyerのロスカット連鎖終了を考慮して私は買いだと判断しています。

ビットコインチャート分析
出典:Cryptowatch

結論と考察

大きな要因の一つとして、多くの大口マイナーを抱える中国がマイニングを含む仮想通貨を全面禁止する可能性を示唆した点、仮想通貨への投機マネーが多い韓国が取引所を閉鎖する提案を受けた点などのファンダメンタル要因が大きく影響していると考えられます。

実際韓国では「取引所閉鎖報道の前にインサイダー取引で仮想通貨を売却した」という調査結果も出ており、悪い出来事が重なっての暴落相場であることがわかります。20~21日にかけて大きく動く可能性があり、bitFlyerの乖離対策実装も警戒が必要です。

またマイナーの中で1番ビットコインを保有していると言われているAntpoolがPoloniexで不正ログインされアカウント内の資産が盗まれ、この暴落した16日からツイッター上でPoloniexへ複数回ツイートしていたことから、盗まれたのは16日以前であることがわかります。

ビットコインチャート分析
出典:https://twitter.com/WhalePanda/status/953982353159938048

またAntpoolによると、「Poloniexがユーザーのデータベースを無くしたことにより、ハッカーがアカウントをハックした。IPアドレスを調べてくれ」と主張した後、ツイートを消去しています。もしこれが本当であった場合、Antpoolのみならず多くのアカウントが被害を受けないとおかしいため、二段階認証などのセキュリティ対策を行なわず、フィッシングなどに引っかかったと考えられます。取引所を利用する際には国内外問わず、二段階認証を必ず設定しましょう。

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