マイニング事業における勝者と敗者、BTCCがマイニングプールを11月末までに閉鎖

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マイニング事業における勝者と敗者、BTCCがマイニングプールを11月末までに閉鎖

香港ベースの仮想通貨取引所であるBTCCは、2014年から営業を続けているマイニングプールを今月末までに閉鎖します。

なぜマイニングプールを閉鎖するのか理由は不明

BTCCの発表によると、11月15日にマイニングプールサーバーを停止して、全ての操作を11月30日に中止する計画です。閉鎖の理由については、明確な説明はなされていません。BTCCの取引所にどのような影響を与えるかは、現時点において未知数です。

今年6月、BTCCプールはエクイティの49%を香港に本拠地を置くValue Convergence (VC) Holdingsというファイナンス企業に売却することに暫定的に合意していました。この決定によって、1,700万ドル(約19億3千万円)の資金調達が見込まれていましたが、その後どうなったかは明らかになっていません。

プールに参加するマイナーの利益は予定通りに還元される

BTCCの仮想通貨取引所の事業は、以前はBTC Chinaとして知られており、昨年(2017年)9月に規制当局が仮想通貨取引を事実上禁止するまでの間、国内においてトップ3の取引所の一つでした。古参の取引所がマイニングプールを閉鎖するというニュースは、一時代の終わりを感じさせる出来事でもあります。

BTCCは、全てのマイナーに対して、「11月15日までに電力の供給を完了するように」要請し、最終的には「全てのマイナーの利益を予定通りに還元する」と述べています。ですので、マイナーにとって不利益になるようなことはないようです。もし、BTCCプールに参加していたマイナーの方は、新しいプールを見つける必要がありますが。

マイニングにおける勝者と敗者が明確になってきた?

今回、BTCCプールが事業を中止する理由は明らかではありませんが、同プールのハッシュレートは継続的に下落していたようです。そのため恐らく、収益減が理由として考えられます。

では、現在のマイニングの市況は取引相場と同じように停滞しているのかというとそうとも限りません。Huobiプールは、第3四半期の営業利益が第2四半期比の287%増を記録したと報告しています。

これを考えると、マイニングはまだ収益性のある事業であることがわかります。つまり、マイニングの競争が激化しており、勝者と敗者の差が明確になってきたというところでしょうか。そうなると、各プールの競争戦略も気になるところです。今後のマイニング動向もウォッチしていきたいと思います。

(文・五月雨まくら

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参考
Bitcoin Magazine
CoinDesk

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