カナダ仮想通貨取引所コインスクエア(Coinsquare)、日本進出に向けデルタ21と提携

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カナダ仮想通貨取引所コインスクエア(Coinsquare)、日本進出に向けデルタ21と提携

カナダ大手の仮想通貨取引所とデルタ21が提携

7月11日、ブロックチェーン技術関連スタートアップ企業の投資銀行である、株式会社DLTA 21 Blockchain Corp.(以下:デルタ21)と日本法人であるDLTa21japan(以下:デルタ21ジャパン)が、デルタ21とカナダ第3位の仮想通貨取引所Coinsquare(コインスクエア)との戦略的パートナーシップ締結を発表した。

このパートナーシップは両企業が日本を含めたアジア市場へと乗り出す足掛かりとして行われるもので、『DLTa21X』というブランド名の仮想通貨取引所を日本国内で開設することを当面の目標としている。

デルタ21ジャパンの発表によれば、この提携により、

  • 安全かつ安価なプラットフォーム
  • 法令を遵守したユーザーフレンドリーなインターフェース
  • 認可を受けた仮想通貨の取引

これらを可能にする取引所(サービス)を日本顧客に提供するとのことだ。

「日本市場は興味深い」とコインスクエアのCEO語る

日本仮想通貨業界では、金融庁による事業社登録制度が敷かれており、その認定基準は厳しい。国内ではサイバーエージェント、国外取引所では大手取引所の一つである、アメリカのクラーケンがリスクやコスト的な面といった理由から市場参入を断念している。

その一方で日本は350万人以上ともいわれる仮想通貨投資家を抱え、最も活発な仮想通貨市場の一つだ。事業拡大の場として魅力的な市場であることは確かだろう。

今回の戦略的パートナーシップに関して、コインスクエアのCEOであるCole Diamond氏は「日本の市場は実に興味深く、我々は自社のプラットフォームを日本市場に提供する可能性を模索していました。」と語っている。

コインスクエア(Coinsquare)、米国への市場拡大の動きも見せる

コインスクエアが目指すのは日本、アジア市場へのサービス拡大だけではない。今回の発表以前から、コインスクエアはトロント証券取引所上場を目指す動きを見せていた。

今年1月にはCEOであるCole Diamond氏がBloomberg誌のインタビューに対して、2018年9月初頭に1億2000万米ドル規模のIPOを実施する予定であることを語った。最終的にはアメリカにも市場を拡大し、アメリカ最大の取引高をほこる仮想通貨取引所Coinbase(以下コインベース)の牙城を狙う計画を立てているようだ。

仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)も日本参入の動き

対して、コインベースはすでに先月6月に日本法人の設立と、仮想通貨取引所を日本国内に設立する計画を発表。金融庁の事業社登録に向けて動き出している。

日本の金融庁は厳しい認可制度を敷いており、6月22日には既に運営を開始している登録事業社6社に対し、業務改善命令の処分を下したばかりだ。改善命令を受けた事業社の一つであるビットフライヤーはこれを受けて新規口座開設者の受け入れを一時的に停止した。受け入れ再開のめどはまだ立っていない。

関連:bitFlyer新規顧客受け入れ停止へ 業務改善命令を公式発表

こうした中で、コインスクウェア、そしてコインベースがどのように事業社登録に向けて動き出していくのか、注目していく必要がありそうだ。

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参考
CCN