仮想通貨市場の安定化を左右する要因は価格変動と拡張性、有用性

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仮想通貨市場の安定化を左右する要因は価格変動と拡張性、有用性

米最大手仮想通貨取引所のコインベース(Coinbase)は、活発な業務活動で多方面から評価されています。同社の最高経営責任者(CEO)であるブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)氏もライブの「ask-me-anything:AMA(何か質問ありますか?)」に出演しており、同氏の意見を真剣に聞く人々が増えています。

ステーブルコインの利用普及はボラティリティの変動を小さくすること

アームストロング氏は最近、コインベース運営のライブAMAに出演して、「仮想通貨が普及するのに必要なことは何か?」の質問に答えました。 同氏は「それは価格変動(Volatility=ボラティリティ)、拡張性(Scalability=スケーラビリティ)、そして有用性(Usability=ユーザビリティ)によって左右される」と語りました。

ビットコイン(BTC)とその他多くの仮想通貨の一番の問題点は、米ドル(あるいは他の主要な法定通貨)に対して交換率が激しく変動することです。ビットコイン(BTC)を例にとると、2017年12月に高騰した際、「取り残される不安(fear of missing out:FMO)」に駆られて100ドル相当のビットコインを購入したとすれば、現在の価格は25ドルに落ち込んでいます。

伝統的な投資家は、このような大きなボラティリティに不安を感じたり慣れていないため、投資した資金により大きなリスクを背負います。アームストロング氏は、仮想通貨市場が引き続き大きく変動すれば,彼らは市場を避けるようになると警告します。同氏はそのようなボラティリティと闘うために、取引手段としてステーブルコインの利用を勧めます。

毎秒500-5,000トランザクションのスケーラビリティが理想

次いでアームストロング氏は、仮想通貨の普及にもう1つ重要なことは、スケーラビリティ・ソリューションであり、現在同社チームがソリューションづくりに励んでいると語っています。同氏はライトニングネットワーク(Lightning Network)のようなセカンドレイヤーソリューションや次世代プロトコルの名を挙げて、今後6-12カ月にかけてソリューションが実現すると予言しました。

そのようなソリューションや次世代プロトコルは、1秒当たり500-5,000トランザクションに達し、VISAやペイパルと同様の競争力を持つことになります。仮想通貨がこのボリュームレベルに達すれば、数百万ユーザーほどのアプリケーションが容易にサポートできて、普及が進む可能性があります。

コインベースはユーザビリティを含めて3条件に挑戦

そして最後のユーザビリティについて、多くの人が気づいているように、仮想通貨の利用は大量採用に必要なほど直感的ではありません。アームストロング氏は、仮想通貨の利用には売り買い、カストディ(保管)、セキュリティ対策など多くのステップがあり、小口投資家には中国の人気アプリのウィーチャット(WeChat)のようなユーザビリティが必要になると指摘しています。

同氏に表現によれば、「ユーザビリティはより簡単に、容易に、さらに容易になる必要がある。例えばネットスケープtやiPhonetのような……」ということになります。The Foundation for Interwallet Operability(FIO)によると、仮想通貨保有者の75%はトランザクションの失敗を恐れているそうです。仮想通貨の大量採用のためには、仮想通貨の管理がメッセージングアプリのように簡単、容易なものでなくてはなりません。

コインベースは、仮想通貨大量採用のため進行中のこれら3条件の事態改善に努力している取引所の1つです。その結果、コインベースは最もユーザーフレンドリーな取引所として知られています。例えば同社は、仮想通貨のユーザビリティとボラティリティの問題に取り組み、ユーザーが店舗で仮想通貨を利用したり、オンラインショッピングの支払いができる新しいCoinbase Visaカードを発表しています。

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参考
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