中国北京、エンジニアが会社所有のビットコイン(BTC)100枚を盗んだ容疑で逮捕

3989

中国北京、エンジニアが会社所有のビットコイン(BTC)100枚を盗んだ容疑で逮捕

中国北京で、ある企業のエンジニアが自身の会社の地位を利用して、ビットコイン(BTC)を会社から盗んで逮捕されたことがわかった。盗んだとされる90%ものビットコインは会社に返還されたが、刑期は7年ほどと見られている。

会社での地位を利用したBTC盗難事件の実態

Zhong Mo被告はエンジニアという自身の地位を利用し、100枚のビットコイン(BTC)を自身が勤める会社から盗み出した。北京の海淀(ハイディエン)警察は、不当に会社所有の仮想通貨を盗んだとして彼を逮捕した。海淀区は北京の中でも多くの大学があつまる地域であり、区内の中関村は「中国のシリコンバレー」とも言われている。

海淀の情報科学検察官は、この事件の犯人がIT系の会社に勤務するエンジニアであることを発見。調査をすると会社のサーバーに何者かがアクセスし、ハッキングを試みた形跡が残っていた。

犯人はサーバーへのハッキングを試みるも失敗。エンジニアという自身の管理権限を利用し、会社から100枚のビットコイン(BTC)を自分のアドレスへ移した。さらにはその痕跡を消そうとしていたこともわかっている。

別の犯罪に巻き込まれたハッカー

100枚ものビットコイン(BTC)を会社から盗んだ犯人は、なんとその後フィッシング詐欺に遭い10枚のビットコイン(BTC)を失った模様。この件で犯人は怖くなり、残った90枚のコインを会社に返却した。

この事件が起こった時のレートをみてみると、100ビットコインはおよそ38万ドル(日本円4,070万相当)の価値となる。
※日本円換算は記事公開時点のレート

現地の報道によると、北京の警察がビットコイン盗難を扱ったケースは初めてとのこと。検察官らは、中国の法律と照らし合わせると犯人は最低でも3年以下の懲役。しかし裁判所がこの事件を重要だと判断した場合、7年まで刑期が延び、さらに罰金も科せられるだろうとの見解を示している。

2017年にも同じような事件が起きており、中国人のプログラマーがおよそ2000万円相当のビットコイン(BTC)を盗んだとして逮捕されている。今後もこういった事件が起きるかもしれない、そういったことを頭において企業・個人ともに出来る限りのセキュリティ対策は行っておくべきである。

(翻訳者:RAVA)

参考:Bitcoin.com

関連:
5つのビットコイン詐欺事件から学ぶセキュリティ、歴史から教訓を得よう!
ビットコインがなくなった!を防ぐ復元フレーズをバックアップしているか?