CME市場ビットコイン(BTC)先物取引の日量が2018年Q2に前期比93%増に

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CME市場ビットコイン(BTC)先物取引の日量が2018年Q2に前期比93%増に

CMEグループの2018年Q2(4-6月)のビットコイン先物取引が、平均日量(ADV)にしてQ1(第1四半期)比、93%跳ね上がったことが分かった。同グループが7月20日、Twitter上で明らかにしたもので、未決済の建玉(OI)も2,400件を超えてQ1比58%増となった。

CMEグループは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、シカゴ商品取引所(CBOT)、ニューヨーク・マーカンタイル取引所 (NYMEX)、ニューヨーク商品取引所(COMEX)、カンザスシティー商品取引所(KCBT)を運営している。ビットコイン先物は、2017年12月17日からCMEに上場されている。

2018年Q2のビットコイン平均日量が前期から倍増

CMEグループによると、ビットコイン先物取引の平均日量は、2018年Q1の1,854件からQ2には3,577件とほぼ倍増した。一方、未決建玉も1,523件から2,405件に増えている。

同グループは、取引参考用の標準指標とスポット価格指標として、 それぞれCF Bitcoin Reference Rate(BRR:22日更新 $7471.50)とCME CF Bitcoin Real-Time Index(BRTI:23日更新 $7663.30)を提供している。これら指標は、ビットコイン取引のプロ化を加速する目的で公表されており、投資家の大切な判断材料になっている。

BRTIは、値付けデータを提供しているBitstamp、GDAX、itBit、Krakenを含む数多くのビットコイン取引所や取引プラットフォームによって、2016年11月以来、BRRおよびBRTI指標として提供されるようになった。

参考:CMEグループ

CME、CBOE両先物市場は4月末以来ビットコイン先物取引活況へ

BRR価格は、7月17日の6717.69ドルから17-20日の4日間に7361.88ドルにまで上昇した。一方、BRTI価格も4日間で7398.10ドルとなった。CMEはまた、Ether/dollar指数を公表しているが、その参考標準レートは460.86ドル、スポット価格指標は462.41ドルだった。

ビットコイン先物の取引量は4月末に最高記録を樹立して、CMEと2017年12月10に取引を開始したシカゴ・オプション取引所(CBOE)と合わせて6億7000万ドル(約745億円相当)を記録した。CMEトレーダーは、5万6,010 BTC相当となる1万1000件余りの取引を実現した。CMEの4月25日のBRRによると、契約は日量にして4億9700万ドル余りに相当する。

一方、CBOEは同日、1億6800万ドル相当の1万9000件の取引を記録したが、それは先物商品のCBOE平均日量の3倍にも相当する。

ETFの最大手BlackRockが先物取引準備、ビットコイン市場価格上昇のきっかけに

サンフランシスコ連邦準備制度(以下:Fed)は5月経済文書を発表し、2017年12月に2万ドルを付けたビットコイン価格が大きく下落したのは、ビットコイン先物取引開始が原因であるとの見解を示していた。Fedは文書の中で「BTC先物取引開始後の(ビットコイン)価格の急激な上下動は、偶然の一致ではないように見える」と手厳しい判断を下していた。

7月初め、上場投資信託(ETF)の最大手BlackRockは、ビットコイン先物に投資すべきかどうか検討する作業グループを発足したと発表した。ビットコイン先物への投資検討は、これまで仮想通貨に批判的だったBlackRockが、明らかにUターンしたことを物語っている。

BlackRockの発表後、ビットコイン価格は6月下旬に7000ドルを回復した後、一段と上昇気運に転じている。Fedの判断にかかわらず、ビットコイン先物価格の上昇は、投資家にとって朗報になるのかもしれない。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

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参考
CCN
cryptodisrupt

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