コインベース(Coinbase)、欧州などで仮想通貨連動の電子ギフトカード購入サービスを開始

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コインベース(Coinbase)、欧州などで初の仮想通貨連動の電子ギフトカードの購入サービスを開始

米仮想通貨最大手取引所のCoinbaseが初めて、欧州とオーストラリアの選ばれた多くの市場で、仮想通貨に裏付けられた電子ギフトカード(e-gift)を販売する。同社は、顧客が仮想通貨を利用する際に「より大きな柔軟性と管理能力を与える」のが目的だとしている。

ナイキ、テスコ、ウーバー、Google Playなどの支払いに利用可能

Coinbaseはビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)の取引を登録しており、2018年7月25日付の同社Blog上で、その取引プラットフォームで欧州とオーストラリアの顧客を対象にして、電子ギフトカード発行のため、手持ち仮想通貨の直接引き出しを開始した。カード購入はWeGiftから可能。

このサービスは、ロンドンにあるスタートアップ企業Wegiftとの提携で実現した。顧客はナイキ(Nike)、テスコ(Tesco)、ウーバー(Uber)、グーグルプレイ(Google Play)、チケットマスター(Ticketmaster)、ザランド(Zalando)など、さまざまなリテーラー(小売業者)のショッピングに仮想通貨で支払うことができるようになる。

新しいサービスは当面、英国、スペイン、フランス、イタリア、オランダ、オーストラリアに限定されているが、同社は3か月以内にショッピング可能なリテーラーと市場を拡大するとともに、その後には取り扱いができる国の数を広げる計画を約束している。

電子ギフトカードで仮想通貨利用の道が飛躍的に広がる

Coinbase UKのジーシャン・フェロッツ最高経営責任者(CEO)は「電子ギフトカードを購入する顧客は、購入するギフトカードを引き出し手数料無料で選ぶことができる。BTCをウーバー(Uber)クレジット、あるいはETHをナイキ(Nike)クレジットに換えるなど、顧客は手持ちの仮想通貨をどのように利用するか、これまで以上に柔軟かつ管理下に置いて利用できるようになる」と語った。

同CEOはまた「仮想通貨を利用したり、取引したり、使い易くすることは、顧客体験を高める当社努力の中心的部分である。電子ギフトカードの開始によって、顧客は手持ち仮想通貨残高を調整する選択肢が得られる」とコメントした。

電子ギフトカードを受け入れるリテーラー側も、さまざまなインセンティブを用意しているという。例えば、ナイキはこのギフトカードを利用して決済する顧客に、6%のボーナスを提供する。100ユーロの購入で106ユーロのギフトカードを受け取ることになる。Zalandoは5%、ウーバーは2%。

Coinbaseは米国ではすでに2015年からShiftデビッドカードを発行

欧州を統括しているCoinbase UKによると、ギフトカードの発行は、世界中の仮想通貨機能を高めるための戦略の一環である。Coinbaseは2018年、仮想通貨の機能とインフラストラクチャーを強化する面で大きな進歩を遂げた。電子ギフトカードのほかに、同社は特に機関投資家の投資拡大を期待して、特にいくつかの新サービスを開始した。Coinbase Custody、Coinbase Markets、Coinbase Institutional Coverage Group、Coinbase Primeの4サービスである。

ちなみにCoinbaseは、本拠地米国では2015年、Shift Debit Cardのサービスを開始している。これは米国限定で発行されるビットコインベースの初のデビットカードであり、VISAとの提携で実現した。ユーザーはオフライン、オンラインの双方のストアで商品を購入できる。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

関連:コインベースが5つの暗号通貨の取扱検討開始をしたアナウンスについての所感

参考
Bitcoin.com
Bitcoinist
Coinbase