仮想通貨取引所コインベースがETFを検討か?BlackRockに助言を求めたと報道

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仮想通貨取引所コインベースがETFを検討か?BlackRockに助言を求めたと報道

米最大手の仮想通貨取引所として知られるコインベースは、機関投資家獲得に向け仮想通貨ETF(上場投資信託)を検討していると報じられた。コインベースに限らず、仮想通貨ETF承認を認める動きは仮想通貨業界の規模拡大への一助として期待を集めている。ここ数ヶ月は米証券取引委員会(SEC)への承認申請が相次いだ。

仮想通貨ETFの相次ぐ申請否認、未だ承認はゼロ

これまで行われてきた申請は全て否決あるいは延期の通達を受けており、いまだ承認された仮想通貨ETFはない。こうした中で9月6日にビジネスインサイダー誌により、コインベースが世界最大手資産運用会社ブラックロック (BlackRock)と手を結び、仮想通貨ETF承認に向けて動き始めたとを報じた。

コインベースはこれまでにも仮想通貨インデックスファンドを立ち上げている。インデックスファンドと同様であれば、これまでビットコインのみの申請が相次いだその他ETFと異なり、複数の仮想通貨通貨ETFになる可能性がある。実現すれば、機関投資家、個人投資家を含めたより幅広い層の顧客獲得につながるとビジネスインサイダーは指摘している。

仮想通貨取引所コインベース、BlackRockに助言を求める

関係者がビジネスインサイダーに答えた話によれば、コインベースはBlackRockのブロックチェーン技術関連ワーキンググループに接触、数週間にわたり会合を持ったという。

BlackRockは資産運用額6兆ドル規模を誇る資産運用会社だ。とりわけETFやヘッジファンド運用に強みを持つ。同社のETFブランドiSharesは高い人気を誇り、2017年には同ブランドだけで、BlackRockが管理している資産の約1兆4千億ドルほどを占めた。

コインベースとBlackRockワーキンググループとの会合は、主にETFの仕組みについての話題に終始し、今後の方向性を決定することはなかったとのこと。加えてBlackRockの会長兼CEOを務めるラリー・フィンク氏は、ブロックチェーンのイノベーションには賛同しつつも、仮想通貨に関しては “マネー・ロンダリングの指標” という見解を示している。

2018年7月には仮想通貨関連調査を行うためのワーキンググループを立ち上げているが、その直後にラリーフィンク氏が公式に「BlackRockのクライアントは誰も仮想通貨に関心を寄せていない」という旨のコメントを発表、仮想通貨事業への参入を否定した。BlackRockがコインベースのETF承認に向けて、実際にどの程度関わっていくかは現時点では不明だ。

仮想通貨ETF承認に向けた動きはまだ序盤

ここ数ヶ月ETF承認申請が相次いだが、8月末には9つの提案が否決された。仮想通貨関連スタートアップ「アブラ」のCEOビル・バーンハイト氏ら一部専門家からは、申請側の準備不足という問題も指摘されている。また、仮想通貨やブロックチェーン技術そのものの未成熟さを指摘する声もあり、規制側とのETF承認に向けた戦いはまだ序盤といえるだろう。

こうした中で、多くの顧客を抱える大手仮想通貨関連事業者であるコインベースの参入するとなれば、ETF承認に向けた大きな動きとなる。既述のビル・バーンハイトCEOは、2019年にETFが承認されるとの予想を立てた。まだETF承認に向けた動きの先行きは不透明だが、今後ますます承認に向けた期待感は高まっていくことだろう。

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参考
Bitcoinmagazine
BusinessInsider
CNBC

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