ビットコイン(BTC)は価格とハッシュレートの相関性がなくなり新たなステージへ

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ビットコイン(BTC)は価格とハッシュレートの相関性がなくなり新たなステージへ

これまでビットコインのハッシュレートは、相場予測に参考となる指標でしたが、2018年以降はハッシュレートと価格の関係について、相関性が見られなくなりました。
これは何を示しているのでしょうか?

ハッシュレートとは?

ハッシュレート(HASH RATE)とは、ビットコインなどのプルーフオブワーク(PoW)で利用されるの採掘速度の事で、”ハッシュ”という演算のレートを表します。ハッシュパワーという言葉があるように、仮想通貨の計算力を単位に示したものです。

BTCマイニングの場合、約10分毎に計算処理されているので「1秒間に何回計算処理されるか?」を測る指標となります。

ハッシュレートの単位

ハッシュレートの最小単位は「Hash/s」です。
「1Hash/s=1秒間に1回」ハッシュ計算ができる事を示しています。

  • KH/s(キロハッシュ)1秒間に1000回の計算能力
  • MH/s(メガハッシュ)100万回
  • GH/s(ギガハッシュ)10億回
  • TH/s(テラハッシュ)1兆回
  • PH/s(ペタハッシュ)1000兆回

ちなみに、GMOインターネットが開発したビットコイン向けマイニングコンピュータ(マイニングマシン)「GMO miner B2」のハッシュレート は1秒間で24兆回の計算(24テラハッシュ/秒)です。

関連:GMO「世界トップ性能」マイニングマシン「GMO miner B2」&クラウドマイニングサービス発表

これまで、ハッシュレートの上昇はそのままビットコインの価格に比例する、と言われていました。
なぜなら多くのマイナーが参加しハッシュレートが高くなればコインの信頼度が増し、価格が上がればマイニング報酬が上がるので、ますますマイニングされるからです。反対にハッシュレートが低いコインは、承認作業の遅延、手数料高騰、セキュリティ不安などの問題があります。

現在のハッシュレートのグラフ


出典:TradingView QUANDL:​BCHAIN/HRATE

現在のハッシュレートは3812万TH/s(テラハッシュ/秒)
形状は右肩上がりのグラフとなっています。マイナーは報酬を得るためにコインを採掘するので、安定してマイニングされる仕組みが必要です。

ハッシュレートと価格の関係


出典:TradingView QUANDL:​BCHAIN/HRATEとBTC/USDの比較チャート

しかし、ご存知の通り2018年はビットコインの価格は下がり続けています。
ハッシュレートは上がり続け↑価格は下落↓ このように2018年1月から相関関係が崩れました。

まとめ

「ビットコインの価格が下がるとマイニング報酬が減るので、マイニングされなくなる?」

そのような懸念があったにも関わらず、ハッシュレートは上昇し続けています。
これは「ハッシュレートがビットコインの価格に影響を受けなくなった」という事、または一時的に連動していないだけかもしれません。

これまでマイニングは中国主導で行われてきましたが、他の先進国でも半導体やマイニング関連の技術革新が進んでいます。業界ではビットコインの価格に関係なく、事業としてマイニングが安定的に行われるようになってきました。

この状況を踏まえると、ハッシュレートは今後も上昇傾向が続くと思います。また実業を伴ったデータのため、ハッシュレートグラフの大暴落はないだろうと推測します。

2018年以降はリアルビジネスでブロックチェーンがどれだけ使われていくか?が問われていきます。
ビットコインをはじめとする仮想通貨は今後、実業を伴って本来価値が明確になり、そのコインの価格は後からついてくるのではないでしょうか?

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