クレジットカード型のハードウェアウォレット「Coolwallet」が登場

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クレジットカード型のハードウェアウォレット「Coolwallet」が登場

近年増え続ける詐欺やハッキング被害。こうした事件が多いと仮想通貨愛好者は通貨のセキュリティについて真剣に考えるだろう。セキュリティを高めようとしたとき思いつくのが、ウォレット変更によるセキュリティ強化である。

このたび、ハードウェアウォレットの新しいタイプが登場した。あるベンチャー企業は、通常のハードウェアウォレットとは違うタイプのデバイスである、クレジットカードタイプ型と呼ばれるウォレットをリリースした。その新しいウォレットは「Coolwallet S」と呼ばれ、カード型のため手軽に持ち運ぶことができ、そのスリムな形から簡単に隠す(保管する)こともできる。

クレジットカードと同じ形をしたハードウェアウォレットとは?

今回、このウォレットを開発したCoolbitxはMichael Ou氏によって2014年に台湾で設立された、金融テクノロジー会社である。

同社は上記のようなハードウェアウォレットに加え、スマートコントラクトの開発プラットフォーム作成もしている。今回のクレジットカード型ハードウェア開発の際に、彼らはグローバルなクラウドファンディングサイト“INDIEGOGO”にて、「最も便利なビットコインコールドウォレット」と説明し、クラウドファンディングを行った。

クレジットカード型のハードウェアウォレット「Coolwallet」が登場出典:INDIEGOGO

この結果、期間中に184人もの支援者から21,686ドル(約237万円)を獲得(調達)し、このときの目標達成率は108%だったようだ。さらに同社は、CoolbitxはBitmain Technologies、SBIホールディングス、Kyber キャピタルやMidanaキャピタルといった企業から支援されている。

この「Coolwallet S」は角に丸みを帯びており、大きさは従来のクレジットカードと変わらず、85.60 × 53.98mmである。さらに、上部には送信データと残高を示す画面があるため利便性は高そうだ。

クレジットカード型のハードウェアウォレット「Coolwallet」が登場出典:https://coolwallet.io/ja/

このデバイスの使用者は通貨をオフライン上で保有することになり、指紋認証によって二段階認証プロセスを果たす。この「Coolwallet S」は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、およびERC-20トークン、に対応する。

CoolwalletはNFCとBluetoothによりスマホとの互換性をもつ

このデバイスの開発にあたり、カードには柔軟性、防水性、耐火性が備え付けられている。さらに、「Coolwallet S」は暗号化されたBluetooothによってデータを同期させ、NFC(近距離通信)充電器によって電力をデバイスに供給することができる。

iOSとAndroidのアプリケーションも用意されており、そのアプリにつなぐことも可能。Coolbitxの開発者はこのウォレットについて「秘密性が高く、安全で、とてもクールである」と語っている。

詳しくは、「EAL5+と呼ばれる安全性が証明されたマイクロチップを使うことで、ハードウォレットでありながら、改ざん不可能なデバイスを作り上げることができた。さらにこのデバイスはエンドツーエンド間での取引を可能にする。」とコメントしている。

「Coolwallet S」はほかのハードウェアデバイスのKeepkeyやDigital Bitbox、Trezor、Ledgerと比べると少し高めな値段設定である。「Coolwallet S」自体は189ドル(約2万円)で購入することができ、ユーザーはさらに「DUOパッケージ」を299ドル(約3万3千円)で購入することも可能だ。

仮想通貨の利用がどんどん普及されることにより、「このカードの存在が必要となってくる。そして、このデバイスが実際に使用されることになり、改善点が見えていくことで、さらに機能性が向上していくだろう。」と開発者は語る。

(翻訳者:RAVA)

関連:ビットコインウォレットの仕組み

参考
Bitcoin.com
Coolwallet公式