女性の仮想通貨投資意欲が半年で倍増?IBMのCEOら女性の活躍に期待

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女性の仮想通貨投資意欲が半年で倍増?IBMのCEOら女性の活躍に期待

ロンドンにある大手仮想通貨取引所Londpn Block Exchange(以下、LBE)の最近の調査によると、仮想通貨市場への女性の参入が目立ち、2018年の半年で全体の6%から13%超へと倍増、8人に1人が投資に強い関心を示していることが分かった。

中でも、インターネットを使いこなすミレニアル世代(1981〜1996年の間に生まれた世代)の女性の関心が目立ち、仮想通貨と関連するテクノロジー(ブロックチェーンなど)の知識も豊富になっている。

ブロックチェーンと仮想通貨に対する男女格差

LBEによると、投資に関心を寄せる女性は、特にミレニアム世代では5人に1人に増えている。この傾向について、LBEシニアビジネスアナリストのアグネス・ド・ロイヤー氏(Agnes de Roeyer)は次のようにコメントしている。

「仮想通貨は男性の為のゲームとの誤った考え方がまだある。しかしこの数カ月、取引所で登録する何百人もの女性を目撃しており、中には非常に知的で熱心な女性投資家もいる。業界の今後の進む道をけん引しているのは女性である」

LBEの調査は、男女間で仮想通貨の取引行動にかなりの差があることも指摘している。第1に過去6カ月期間、男性の間で目立って関心が高まることはなかった。第2に、女性は取引に際してFOMO(フォーモー:好機あるいは情報を見逃すことへの不安や恐れ)になる傾向が男性より50%少なかった。第3に、男性は自身で投資を決める傾向があるのに対して、女性は友人や家族からの助言を聞く率が男性の2倍もあった。

世界最大手のCFD取引会社eToro(イートロ)を利用する人は、91.5%が男性に対して、女性は僅かに8.5%という数字がある。この大きな男女格差がでる理由は、仮想通貨は特にテクノロジーおよび金融両業界で利用頻度が高く、この業界の社員構成が著しく男女差があることを反映していると分析されている。

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投資性にかなりの違い、市場で活躍する女性も目立つ

いまだに仮想通貨は男性のゲームであるという間違った認識がある。しかしここ数カ月で多くの女性が取引所で口座を開設したりと、女性の出入りが増えたのも事実。知識豊富で刺激的で、業界をリードしている投資家の何人かは女性である。この現象が一時的なものか今後も続くのか、極めて興味ある現象と言えそうだ。

男性と女性の投資性向の違いは、取引の仕方にも表れる。女性は男性と比べて、不合理な投資をしてしまう傾向が50%も少ない。つまり投資の前に理性的に考える。LBEのレポートが正しければ、市場への女性の参入が増えれば、上下動の激しいボラタイルな市場価格を調整することに貢献しそうだという。

LBEによると、女性による仮想通貨投資が目立って増えていることに比例して、仮想通貨市場での女性の活躍も期待されている。

IBMのバージニア・ロメッティ(Virginia Rometty)最高経営責任者(CEO)は5月、同社が今後ブロックチェーン技術にさらに注力すると述べた。同CEOは言うまでもなく、仮想通貨とブロックチェーン空間で最も力のある女性として自他ともに認められている。

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Tezos(テゾス)コインのカスリーン・ブライト(Kathleen Breit)CEOは、仮想通貨の世界で最も有力な女性の1人とされている。同氏はこれまで最大規模のICOを行なった会社の共同創始者の一人であり、これまでの資金調達額は2億3000万ドル(約253億円)以上に達する。女性向け情報サイト「Glamour」は、同CEOを仮想通貨市場の最も有力な人物の1人に選んでいる。

仮想通貨業界における力強い女性の数はまだ少ない。しかし、女性投資家が半年で倍増したという、この種の初の対照的なレポートは、投資環境に変化が近づいていることを暗示しているのかもしれない。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

参考
NEWSBTC
Bitcoin.com

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