イーサリアムのブロックチェーンを利用した、FIFAワールドカップ2018の予測ゲームとは?

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イーサリアムのブロックチェーンを利用した、FIFAワールドカップ2018の予測ゲームとは

2018 FIFAワールドカップは今年の6月14日から7月15日にかけて行われ、世界中の何十億人という人々が観戦し、好きな代表を応援する。2014年のブラジル大会では、推定で10億人が決勝戦を観戦したと言われ、これは世界人口の9分の1に相当する。また、驚くことではないが、ワールドカップはスポーツ競技における最大の賭け事のイベントとも考えられているのだ。

FIFAワールドカップをさらに盛り上げる「クリプトカップ」とは

同じく、注目を集め続ける仮想通貨、特に、時価総額2位(執筆現在)の規模のイーサリアムにおいて、今年のワールドカップに向けたブロックチェーンゲームを作ることも驚くに値しない。このゲームではスポーツの愛好家たちにワールドカップの大胆な予測をしてもらい、イーサリアムをベースとした仮想通貨の賞金を与えるものとなる。

「クリプトカップ」はブロックチェーン技術を活用したワールドカップの試合予想を行うゲームである。Dapps(アプリ使用の際に暗号トークンを用い、参加者はトークンによって報酬が支払われる、ブロックチェーン技術を用いた非中央集権的アプリケーション)という技術を用いて作られた最初期のアプリであり、ユーザーは自由にワールドカップを制する代表チームを選んで、ERC721トークンを作成することができる。

クリプトカップ出典:https://www.cryptocup.io/

6月14日までに、プレイヤーは2018FIFAワールドカップの64試合の試合結果を予測することで、MetaMaskにログインしてトークンやゴールデンチケットを作成することができる。予測を作った後、プレイヤーは各トークンの価値を設定。それとは別にエクスプレスモードというものも存在し、勝つと思われる上位4チームを予測するだけでもよい。ワールドカップが開始されると、トークンの作成が終了するかわりに、プレイヤー同士がトークンを取引することができる。

「ワールドカップは世界最大のスポーツイベントです。ほぼ世界の人口の半分にあたる30億人以上の人々が観戦します。私も2回観に行きました」と、クリプトカップの共同創設者であり、現在CEOを務めるフェデリコ・ゴールドバーグ氏はこう語った。「ICOやコレクティブルとは違った形で、ブロックチェーンの技術をそのコンテンツと組み合わせたいと思っていました」

ブロックチェーン上のワールドカップ

ETH BuenosAires(ブエノスアイレスで行われたイーサリアムを用いたプログラミング競技)の勝者の1人であるゴールドバーグ氏は、スポーツギャンブルを取り巻く不正と戦うための解決策の一つとして、ワールドカップの結果を予測するゲームを、分散型のアプリとして作成する必要性を見出していた。

クリプトカップはスマートコントラクトで動作するため、予測結果を完全に公開し、かつ変更不可能にする。記録は公開ブロックチェーンに保存されるため、トークンの所有権をプレイヤーが持ち、取引も簡単に追跡できる。

その上、クリプトカップで使われるトークンはERC721であり、複製は不可能である。このトークンはプレイヤーの試合予測を表すために使用され、それ自体が仮想通貨とみなされるわけではないが、イーサリアムのブロックチェーンで生成される。その結果、トークンはイーサリアムの価格に基づき、一定の価値を保持する。

「非中央集権という方法は、スポーツギャンブルの不正から守るための良い方法です。公平で誠実で明白なプロジェクトを作成しました」と、クリプトカップのエンジニアであるマーティン・ナーデルベルク氏は語った。

「この方法で、UEFAチャンピオンズリーグ、NFL、NHLなどの他のスポーツイベントなどにも容易に対応できます。ワールドカップという場はエキサイティングです。私たちはサッカーやワールドカップのトーナメントを愛して欲しいと思ってこのアプリを作りましたが、それはちょうど氷山の一角に過ぎないでしょう」

クリプトカップのプレイヤーは、ワールドカップで正確にゲームを予測するごとにポイントを獲得できる。より多くのゲームを正しく予測すると、クリプトカップのリーダーボードのランキングが上昇し、クリプトカップの賞金の一部を獲得するチャンスとなる。

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参考:Forbes